内容説明
湖畔で出会った男女のひと夏の情景を、あまりに美しく、あまりに猥雑に描いたため「神の冒涜とポルノグラフィー」で訴えられた問題作、『ポカホンタスのいる湖景』。第2次大戦後、家を失ったドイツ人難民の辛苦と安息への旅を活写した『移住者たち』―「フォト・アルバム」なる形式で現代ドイツ文学を刷新した鬼才、本邦初紹介!
著者等紹介
シュミット,アルノ[シュミット,アルノ] [Schmidt,Arno]
1914年、ドイツ、ハンブルクに生まれる。作家。49年に『レヴィアータン、あるいは楽天主義』でデビュー。翌年、この作品がアルフレート・デーブリーンの目に留り、マインツ科学・文学アカデミー文学賞を受賞。64年にはフォンターネ賞、73年にはゲーテ賞を受賞し、戦後ドイツを代表する前衛作家となる。ポーをはじめ、英米文学の翻訳でも知られる。79年、ツェレにて死去
和田洵[ワダジュン]
早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ語文学。『ポカホンタスのいる湖景』の翻訳で、第一回メルク「かけはし」文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 安政大変