内容説明
動物と人間、男性と女性、西洋と非西洋、古代社会と現代社会といった既存の分類法を巧みに越境し、現代における“身体”のあり様や倫理的行為のあり方を根底的に問う人類学的エッセイ。
目次
導入(不連続性;人類―未熟、共生、先祖返り)
華やかさの進化(カドリーユ;どう感じるか、どう見えるか)
分断(社会的身体;芸術の生理学;透明性;つながり;食欲;フェティシズム)
ポトラッチ(肉体の取引;善い行い)
著者等紹介
リンギス,アルフォンソ[リンギス,アルフォンソ] [Lingis,Alphonso]
1933年、リトアニア系移民の子としてアメリカ合衆国に生まれる。哲学者。ペンシルヴァニア州立大学名誉教授。専攻は、現象学、実存主義、現代哲学、倫理学。世界各地に長期滞在しながら、哲学的かつ文化人類学的な著作を発表し続けている
小林徹[コバヤシトオル]
1975年、東京都に生まれる。パリ第一大学パンテオン・ソルボンヌ校大学院哲学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部非常勤講師など。専攻は、フランス現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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