内容説明
会社の分析から決算書まで、この1冊で一目瞭然。図と実例を見ながら数字を読みこなすコツも数字を使いこなすコツも本当に知りたかった疑問を解決!
目次
第1章 何のために会社の数字を読むのか
第2章 損益計算書を読もう
第3章 損益計算書の利益率と経費率
第4章 貸借対照表で見る会社の健康状態
第5章 キャッシュフロー計算書で感じとる
第6章 押さえておきたいそのほかの会社の指標
第7章 上場会社の決算書をのぞいてみよう
著者等紹介
平井孝代[ヒライユキヨ]
税理士・AFP。都内にある税理士事務所、公認会計士事務所に勤務しながら税理士試験に挑み、第一子出産直前の平成7年8月の税理士試験で5科目目の法人税法に合格。翌平成8年に東京都東村山市にて独立開業。20余年の実務経験と500件を超える決算・税務申告業務を行った実績を持ち、現在は事務所経営の傍ら医療法人を含む中小企業を中心とした法人に一歩踏み込んだ経営のサポートを行う。相続税・消費税・Excelを使った効率化セミナーを行うなど幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
17
再読。損益計算書を4回までの野球のスコアブック、貸借対照表を健康診断の結果と例えての説明が、会社の数字に苦手意識を持っている人にもわかりやすいかと思いました。その2つの指標で見きれない領域をキャッシュフローで補完すればいいんですね。投資判断の1つの指標となるROEも、高ければ高いほうがいいってモノでもなくて、高いなと感じたときは細分化してなぜ高いかを把握しなきゃいけませんね。なぜ?と、だから何なの?と数字を追っていくと、色々見えてきます。2017/01/27
a*u*a*i*n34
10
めったにビジネス系の本は読まないのですが、異動で必要に迫られて復習。一通りのことは解っていましたが、実在する会社の決算報告書を例にしているところと最後のエクセルの使った分析方法の紹介が○2019/05/02
編集兼発行人
2
会社の財務諸表に関する平易かつ詳細な解説。損益計算書貸借対照表キャッシュフロー計算書について野球における試合の進行を手順の譬え話に用いながら林檎の売買を模擬的に実演して図式と共に数字の動きを細かく追うという構成。顧客仕入元役員従業員債権者株主といった立場別に目的を整理した上で各表に愛想なく並ぶ項目から着眼すべき点の把握や理解を促進。巻頭にて早分かり的に一覧化された目安と巻末にて勧奨された年度毎の推移をエクセルに纏める際の技術とが汎用性を向上。初心者にとって日頃から参照本としての使用に耐え得る恰好の入門書。2014/10/11
mami
1
◇電子書籍◇2019/01/19
デビっちん
1
会社の数字に強くなるためには、まずは何を知りたいのかを絞ること。会社の数字がわかる書類には、①損益計算書②貸借対照表③キャッシュフロー計算書の3つがある。それら3つを組み合わせて、知りたい場所を見ていく。目的が違えば、見るべきポイントも当然変わる。細かく見るというよりも、イメージをつかむ。巻頭の早見表が便利で良いと思った。図が豊富で、説明もわかりやすい。個人的に、キャッシュフローの説明がわかりやすかった。著者は物腰やわらかな税理士さん。2015/01/17