高精細画像で甦る150年前の幕末・明治初期日本―ブルガー&モーザーのガラス原板写真コレクション

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  • サイズ A4判/ページ数 343p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784800314079
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0021

内容説明

古写真の常識を覆す、世界初の画期的な写真史料集!!江戸・東京、横浜、京都、長崎等の高精細な風景写真と、当時の日本人の姿―150年前に来日したオーストリア人写真家の二人が、撮影・収集したガラス原板写真270点の秘蔵コレクションを完全初公開。ガラス原板写真を、デジタルカメラ技術(8000万画素)で撮影・拡大すると、そこには信じられないほど高精細な幕末・明治初期日本の日常風景が写り込んでいた。

目次

第1部 甦る幕末・明治初期日本の原風景(江戸・東京;横浜;神奈川;静岡;大津・京都・神戸;長崎)
第2部 ブルガー&モーザーコレクションの風俗・人物写真(博覧会・博物館の展示品;ブルガーコレクション;モーザーコレクション;母国オーストリア)

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感想・レビュー

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ベーグルグル (感想、本登録のみ)

48
明治2年に来日したオーストリア人写真家の撮影・収集したガラス原板写真を、現代のデジタル技術で緻密にしたもの。町並みや人々など、壁の落書きまでも緻密に見れるとはすごいです。鎌倉事件の晒し首にはやはり少し衝撃もありましたが、ISの斬首より綺麗でした。150年前ってちょっと前のようですが、全く今とは違う暮らしに感慨深いものがありました。文明、そして技術。2018/12/21

ブルちゃん

35
風景がメイン。めちゃくちゃ高画質。色々な所を、ズームして、壁の落書きとかまで見せてくれる。晒し首初めて見た。2024/01/26

ちさと

27
オーストリア=ハンガリー帝国の写真家コレクションに含まれる維新期の日本での撮影、ないし収集した写真を収録。開国直前の長崎出島の様子も知る事が事ができます。トイレに相合傘の落書きがあったり、指輪をしている人が案外多かったり、ズームアップする事で細部が見えるというおもしろい発見があります。たかだか150年であらゆるものがここまで変貌するとは。2019/01/04

yyrn

17
150年前の幕末&明治初期の日本が、たくさんの写真の中で鮮やかに蘇る。あまりにも鮮明なので、ちょっと驚く。印象深いのは、高い視点から写した町並みで、いずこも瓦屋根がどこまでも続き、まさに「甍(いらか)の波と雲の波」。その町並みの重さに圧倒される。なぜ重いのかと言えば、街中にはほとんど木々がなく、瓦と土塀しか見えないせいだ。伊達政宗が屋敷内に実のなる木々を植えさせた結果、仙台が「杜の都」と言われるようになった所以が理解できた。なお、街中はいずこも思いのほか乱雑で、礼儀正しく清潔な日本というイメージは崩れる。2019/03/02

石油監査人

14
大型・重量本。この本は、東京大学史料編纂所の古写真研究プロジェクトによる、幕末期から明治時代初期にかけての日本の風景・人物写真のコレクションです。画像は、2010年以降に同プロジェクトがオーストリアで収集したガラス原版写真をデジタル処理して得ているために、未公開写真が多く、また、どの写真も非常に鮮明です。幕末期の江戸や横浜、京都、そして、長崎の街並みが遠くまで、鮮明に映っているのを見ると、驚かされます。また、幅広い職業や階級の人々の写真から、当時の全体的な生活の様子を知ることが出来て勉強になりました。2020/07/24

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