内容説明
保育所・幼稚園・小学校の連携の重要性は以前から指摘され、実践も各地域で進められています。しかし、何をもって「連携」なのかということは、しっかりと議論されてこなかったのではないでしょうか。本書では、保育所・幼稚園から小学校へのなめらかな移行を支援するために、「連携」で求められる観点や手だてについて丁寧に考察しています。さらに実践事例も示しながら、連携の実際やこれからの在り方についても具体的に提示しています。
目次
小1プロブレムと保幼小連携
第1部 原理編(保幼小連携に関する政策の流れ;保育所・幼稚園と小学校の違い;保育者・小学校教師双方が抱く疑問や違和感;保幼小連携の原理的考察)
第2部 実践編(子ども同士の交流;保育者と小学校教師の交流;保幼小連携のカリキュラムを開発する;保育者・小学校教師の気づきと成長;面でつなげるための組織体制づくり)
保幼小連携のこれから
著者等紹介
酒井朗[サカイアキラ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。南山大学文学部教育学科助教授、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター教授、同センター長を経て、2007年10月より大妻女子大学家政学部児童学科教授となり、2011年4月より現職。現在、大妻女子大学教職総合支援センター所長
横井紘子[ヨコイヒロコ]
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程単位取得退学。お茶の水女子大学附属幼稚園教諭(2007年3月‐2008年4月)を経て、2009年4月より現職。現在、十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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