歴史新書
地図と地形で楽しむ名古屋歴史散歩

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800314024
  • NDC分類 215.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

そもそも一万年前から奈良時代まで、名古屋の半分が海だった。名古屋の発展の歴史は、熱田神宮は熱田台地の先端に築かれ、家康が豊臣包囲網として水害に弱い清洲の町を現在の名古屋の台地に引っ越させたことから始まる。つまりこのような地形(海、川、沼の開発)が大きく影響しているのである。本書では、海だった痕跡(または埋立地)、旧街道の痕跡、古地図で確認できる消えた神社仏閣、坂道・路地の地形、鉄道網の歴史、城の配置と地形などにも焦点をあてる。

内容説明

六千年前まで名古屋の半分は海だった―。名古屋の発展の歴史は、熱田神宮が熱田台地の先端に築かれ、家康が清須の町を名古屋の台地に移させたことから飛躍的に発展を遂げる。地形や地名・歴史などの視点から、知られざる魅力を再発見できれば、名古屋散歩がいっそう楽しくなる!

目次

第1章 さすが!信長・秀吉・家康が作った名古屋(尾張名古屋は家康の城でもつ!;名古屋城は水の城?それとも土の城? ほか)
第2章 なるほど!ものづくり千五百年の都となった地理的条件(名古屋市の地形を3分類;六千年前、名古屋の半分は海だった! ほか)
第3章 そうか!名古屋の地名の秘密(愛知の県名は何に由来する?;「なごや」は那古野?それとも名護屋? ほか)
第4章 びっくり!名古屋の鉄道・道路の謎解き(お城の堀の中を走った鉄道があった!;運河と堀川を結ぶ閘門とは? ほか)
第5章 ふしぎ!名古屋の歴史の意外(東海道の「新宿」だった有松;兼六園よりもすごい大名庭園があった!? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sofia

35
ブラタモリ名古屋編を意識したわかりやすい本。名古屋に引っ越して1年半、「?」と思う歴史や地理や地名がなるほどとわかった。東海道線がこのあたりは昔の東海道と違う中山道ルートと知ったのはびっくり。天下をとる人たちは戦いに勝って土地を得るだけではなく、その地形を知り、街並みを発展させる未来的な考えがないと無理なのだと納得。2021/10/28

アキ

10
名古屋は家康が作った。名古屋城も信長の名護屋城の上に建つ。家康はそれまでの中心清須は水に弱いと喝破。熱田台地の北西端に名古屋城・南西端には熱田神宮があり、2万年前の氷河時代にも木曽川だけはすでに流れていた。その深度は約40m!縄文時代になり、6000年前には名古屋は半分海だった。そして4世紀頃から渡来人が須恵器を作り、それが北に瀬戸焼、南に常滑焼を生み出し、現代のINAXへ。1500年前から今もモノ作りの街だった!地形は産業を産み、人を育て歴史を作る。信長・秀吉はここで生まれ育ち、家康が今の名古屋を造る!2018/03/01

ginkan2

2
名古屋の知らなかったことが。なるほど〜の連続。 面白い街だということを認識しました。 武豊線と名古屋駅の歴史、関西線の謎など大変興味深かった。 改めて、名古屋を散策したくなりました。2018/12/12

Jimmy

2
名古屋本を連続して購入しましたが、これはちょっとイマイチ。捉えているテーマは面白いのですがいかんせん全て短過ぎて物足りない、つまり浅いままで終わっちゃっている。掘り下げ・取材が足りないんでしょうね、残念ながら。2018/06/05

わ!

1
実は名古屋へ行く用事があるので読んだ。用事ついでに、名古屋の神社をいくつか見てきたいとも思っている。読む前から知っていた事象であるが、名古屋では是非見てみたいのが、町割りの中央に残された空き地を利用したお寺などである。お寺自体にき興味はなく、その町割りが、是非是非是非是非見てみたい光景なのである。名古屋の町の真ん中で、いい歳をしたおっさんが、町割りをみて「おぉ~っ!」と感動しているかもしれない。町割りなど気にしない人から見れば、単なる「変な人」である。2018/10/06

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