出版社内容情報
文化年間(1800~)、江戸人口100万に対し550人に一軒の割合で居酒屋が存在。江戸の町で誕生し発展した一大文化であった。江戸時代は居酒屋ではほとんど日本酒だけを飲んでおり、一人当たり年に一升瓶にして60本、月に5升も飲んでいたと考えると、江戸は酒飲み天国だったと思われる。当時の値段も出来る限り提示し、現代との価格比較も掲載。居酒屋を通し、知られざる〈もう一つの江戸文化〉を探る。
内容説明
居酒屋「誕生」と「繁盛」の謎。江戸っ子に愛された盛り場の原風景を探る!
目次
1章 酒の始まりから居酒屋誕生へ(人類の歴史とともにある「酒」;寺院で造られていた酒;酒造りの基礎知識)
2章 江戸の酒と居酒屋(酒屋から居酒屋へ;江戸を席捲した下り酒)
3章 居酒屋の風景(居酒屋の様子;居酒屋の酒)
4章 居酒屋の肴(江戸っ子の好きな鍋料理;定番になる煮物料理;居酒屋で出される御吸物;刺身が出され酒席が豪華に)
5章 江戸は呑み倒れの町(とにかく飲んだ江戸の呑兵衛;将軍や天皇が飲んだ酒;武士たちが飲んだ酒;酒を好んだ変な人たち)
著者等紹介
伊藤善資[イトウヨシスケ]
1951年、東京本郷生まれ。73年慶應義塾大学経済学部卒業後、出版社入社。経済誌編集記者、書籍編集部長をへて2006年退社。現在、日本酒造文化史を中心に研究活動を続ける。エッセイスト。日本醸造協会会員、酒史学会会員。「幻の日本酒を飲む会」会員。俳句誌『澤』会員。日本酒に関する講演や雑誌などへの執筆も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
AICHAN
jinya tate
あまみ
ぶうたん