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歴史新書
現代人のための葬式とお墓の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800312402
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0221

出版社内容情報

本書では、葬儀やお墓に関する「謎」を選んで項目をたて、その起源、変遷、意味などを解説することで、 まず日本の葬送の「しきたり」や死生観の変遷をたどる。さらには、現代の葬式事情(直葬、自然葬など)にも触れながら、多死社会に向かうなか、今後どう変わるのか、あるいはどうあるべきなのかにも触れつつ 、日本人の死生観の原風景を探る。

内容説明

葬式は誰のためにするのか、なぜ墓をつくるのか―日本人の死生観、葬儀形態が変化するなかで、「いま」あらためて、葬送に関わる「しきたり」、日本人の「死生観」を、歴史からひもとく。

目次

1章 人間は死んだらどこへ行くのか?―仏教・儒教の死生観と日本古来の霊魂観
2章 なぜ火葬が「普通」になったのか?―土葬と火葬の受容史
3章 亡くなった人はいつ「死者」になるのか?―天皇家に残った葬法「殯」とは?
4章 葬式のメインは、告別式ではなく、葬列だった?―古代~現代の葬送の変遷
5章 なぜ戒名をつけ、位牌をつくるのか?―「葬式仏教」の本来の意味とは?
6章 なぜ葬式に香典を持って行くのか?―葬式にかかわる「お金」の問題
7章 通夜、葬儀、告別式はどこがどう違うのか?―宗教・宗派で異なる葬式スタイル
8章 なぜ四十九日に納骨するのか?―日本の葬式に残る喪と忌みの習俗
9章 お墓参りはいつから行われるようになったのか?―墓地に映し出される日本人の先祖観
10章 なぜお盆に先祖供養が行われるのか?―仏教と民俗信仰の融合

著者等紹介

新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。現在、國學院大学文学部および大学院教授。国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。社会学博士(慶應義塾大学)。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得

古川順弘[フルカワノブヒロ]
1970年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。宗教・歴史分野をメインとする編集者・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木ハムしっぽ

3
墓まで核家庭化が進むのはおかしいはず。亡くなった家族や先祖を弔う作法はどうあるべきかのヒントを得たいと思っていた。家ごとの墓が広まり出したのは江戸後期からで、「○○家」と墓石に刻むのは明治に入ってから。それほど家墓の歴史は新しい。遺された家族が故人や先祖をどういう形で想い返し、供養する場を持ちたいのかが大事なのだろう。遺族が多いと意見を合わせるのは大変だけど、悔やまないように話し合う必要があると考えさせられました。2021/02/09

とんぼ

1
日本のお墓の出現と葬儀の経過。学んでからお墓を維持しないと。お墓は本当に必要なのか。2018/08/17

海戸 波斗

1
流行があるって理解で良いと思います。スッキリしました。2017/07/11

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