内容説明
中世の人々は、自然とどう関わってきたのか。荘園・村落の景観や環境、開発の進展と災害、都市災害の実態などを具体的に考察。多様な史料を駆使し、中世民衆の生活環境を復原。地域史研究に新たな可能性を拓く。
目次
日本中世における人と自然の関係史
1 中世荘園・村落の景観と環境(人と自然の関係史素描―中世の環琵琶湖地域を中心に;原「里山」の光景―中世の後山;近江国木津荘の成立と展開;中世村落の景観と環境)
2 中世の災害と環境(中世の災害―水害への対応を中心に;中世の都市災害―『方丈記』に描かれた平安末期の京都;伊勢国大国荘の立地環境と水害)
著者等紹介
水野章二[ミズノショウジ]
1954年愛知県に生まれる。1978年京都大学文学部卒業。1983年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、滋賀県立大学文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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