出版社内容情報
歴史が分かると現代史がよりわかる!なぜその場所で事件が起きたのか。なぜ、勝敗が決したのか。地形・地理的観点から歴史を考える。
内容説明
全50項目に地図がついてよくわかる!「なぜ、その場所起きたのか」―。第一次世界大戦以降の世界情勢を知れば“いま”がわかる。変わりつつある世界秩序を理解するために一〇〇年の現代史を、地形的・地理的要因から読み直す。
目次
第1章 二つの世界大戦は何を生んだのか(なぜ、イギリスは世界を支配できたのか;なぜ、ドイツは英仏露(三国協商)と対立したのか ほか)
第2章 新たな国際秩序の成立と残された禍根(なぜ、ヨーロッパに「鉄のカーテン」が敷かれたのか;なぜ、インドとパキスタンは対立が続くのか ほか)
第3章 東西冷戦の激化と終焉(なぜ、キューバをめぐって米ソが衝突したのか;なぜ、アフリカ諸国では紛争が続くのか ほか)
第4章 現代世界が抱える国際問題(なぜ、イラクはクウェートに侵攻したのか;なぜ、アパルトヘイトは撤廃されたのか ほか)
著者等紹介
関真興[セキシンコウ]
1944年、三重県生まれ。東京大学文学部卒業後、駿台予備校世界史講師を経て、著述家
三城俊一[ミキシュンイチ]
1988年、奈良県生まれ。2012年、東京大学経済学部卒業。学習塾勤務を経て、著述家。歴史・雑学の分野を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いせやん
2
時間的な流れだけでなく、空間的な条件から、世界史の有名事件や大きな動向の背景を紹介する。高校の世界史をおぼろげに覚えていれば楽しめるくらいには平易で親切。コンセプトも事例選択も面白い。ただ、地理と地形からの説明が活きているトピックと、必ずしもそうではないトピックがあったのが惜しいところ。現代史の有名事件がいつ起きたかに加え、どこで起きたかを、行き帰りの電車で楽しくふれられる本だった。2017/03/16
mori
1
まとめ方がいまいちだったが、随所に地図や背景となる関係図などが記載されている点が理解を進める手助けとなった。 地政学について勉強していきたい。2021/09/05
ケンジ
1
普段のニュースで見聞きする世界情勢について、総括的に学びなおせる本。全体的な把握には良いが、個々の内容については触り程度なので、すでにこの手の知識に詳しい人には物足りないかもしれない。2017/11/18