出版社内容情報
◎サイパンやパラオへの慰霊、戦後70年の発言など、戦後日本の出発と密接にリンク し、なお現在もそれを体現しているかのようにみえる今上天皇・皇后両陛下。一方で、 安保法制の成立という、戦後日本が歩んできた道をまったく塗り替える事件が間近に 迫っている。◎また、両陛下とも体調が優れず、数年のうちに崩御される可能性は低くない。◎そこで、今上天皇が戦後日本にどのように関わってきたのかという点をメインテーマに、 戦後皇室がどのように変わってきたのか、美智子皇后との関係などを検証し、いま、あら ためて戦後日本とはなんだったのかを問う。
内容説明
「国民と苦楽をともにする」姿勢の原点を探る!政府・マスコミ・国民からの期待を通して見えてくる、戦後社会における天皇・皇室観の変遷を追う。
目次
第1章 新しい皇太子像の創出(誕生から敗戦まで;GHQによる天皇制民主化策 ほか)
第2章 ミッチー・ブームとその後(「ご成婚」への評価;先例としての孝宮の結婚 ほか)
第3章 次期天皇への芽生え(積極的な外交のスタート;アメリカ訪問の再浮上と日米のかけひき ほか)
第4章 新天皇の意志(天皇に即位;「国民と苦楽をともにする」 ほか)
終章 慰霊への思いと戦後日本(相次ぐ災害と被災地への思い;戦争の記憶への取り組み ほか)
著者等紹介
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、神戸女学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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