歴史新書
埴輪を知ると古代日本人が見えてくる

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800307354
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

埴輪とはなにか?なぜ作られたのか?最新研究で明かされる埴輪のなぞ!

内容説明

古墳に並べられたさまざまな表情をもつ人物埴輪たち―。この人物像は何のために創り出されたのか?これまで考古学者たちはさまざまな仮説を出してきたが、実は今も結論にはいたっていない。本書は人物埴輪にまつわる問題を提起しながら、古墳時代の人びとの暮らしを検証する。

目次

序章 埴輪とは何か
第1章 「踊る埴輪」は誰か
第2章 古代女性は「巫女」だった?
第3章 坐の倭人伝
第4章 衣服のルーツ
第5章 武人・力士・渡来人・狩人
第6章 巨大古墳と埴輪
第7章 中国古代の俑
第8章 壁画に描かれた人々
終章 人物埴輪はなぜ誕生したのか

著者等紹介

塚田良道[ツカダヨシミチ]
1961年埼玉県生まれ。同志社大学大学院博士課程前期修了。筑波大学博士(文学)。行田市郷土博物館学芸員、副館長を経て、大正大学文学部教授。専門は考古学・博物館学。埴輪を中心に古代の造形美術研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カネコ

3
2015/09/25

akamurasaki

1
表紙をめくると埴輪のカラー写真のオンパレードで、いきなりテンション上がります。2016/04/13

Takashi 

0
本書では、埴輪のなかでも特に人物埴輪を詳細に検討し、衣服や職掌、装身具や配列に込められた意味など多角的にあぶりだす。いわゆる「踊る埴輪」は、馬飼であることの指摘や、墳墓における人物造形について、東アジア規模の視野で考える必要性を説く点など、文末まで示唆に富む。ただし、最後の結論は、やや飛躍しすぎの観が否めない。しかし、今城塚古墳の埴輪群像の発見は、今更ながら埴輪研究に与えた影響が大きかったことを実感した。良書です。2016/12/28

Junko Yamamoto

0
ホント、ご先祖様が見えてきましたわ〜。面白い!2016/07/31

Seizou Ikeda

0
古墳を飾る埴輪について、細かく観察し、特に人物埴輪について緻密な考察をする、非常にまじめな 著書で、好感が持てる。 女性の服装、袈裟状衣服についてや、踊る埴輪と言われていた男性埴輪が、踊る姿ではなく、馬の口取りの姿であるとする考察など、地方の王(豪族)の墳墓に置かれた埴輪から、王のもとには、大王の宮廷の舎人や采女と同じような、制度があった事が伺われる。帽子、ズボンなどの服装、力士像、武人像、鷹狩りの様子、胡坐とは椅子に腰かけることも言ったなど、興味が尽きない。また、古代中国の座り方は正座であり、日本では女2016/03/02

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