内容説明
自らの命を一剣に託した剣豪たちは、いかにして日本史上に出現したのか!?日本刀を用いた剣豪たちの「実戦剣術」は、術から芸、そして道となり、人格の修養を旨とする奥深い日本文化へと昇華していった。
目次
序章 ようこそ「剣豪」ワールドへ
第1章 「剣」は歴史を動かしたか?(庶民剣士がきずいた幕末・維新の剣;歴史をぬりかえた暗殺剣;会津の秘剣悲話;戊辰戦争―二人の燃えつきた剣士;江戸三大道場の経営戦略)
第2章 真剣勝負を「科学」する(日本刀の実力を解剖する;「巌流島の決闘」と心理学;名勝負を「科学」する;「秘剣」の発想こぼれ話)
第3章 「剣豪」という生き方(剣豪と健康長寿法;剣豪の「性」の世界;老い方と死に方に見る剣豪の素顔;宮本武蔵の処世哲学を読み解く)
第4章 剣と禅と日本人(武士道と剣の道;なぜ剣は禅と結びついたのか;日本文化へと昇華された剣の道)
著者等紹介
渡辺誠[ワタナベマコト]
1945年台湾・高雄生まれ。作家。九州大学法学部中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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