内容説明
さらなる凸凹が待っている!新宿、池袋、高輪、谷根千など、新たな東京エリアのほか、スリバチの本場・下末吉や横浜などにも遠征!見て楽しい、歩いて楽しい、17+2エリアの凹凸マップ付。
目次
1 「スリバチ」を楽しむ―スリバチ再入門(スリバチ地形のおさらい;スリバチの楽しみ方の深化;スリバチが教えてくれたこと)
2 「スリバチ」を歩く―断面的なまち歩きのすすめ2(都心の気になる谷;地形マニアの悦楽;台地と低地の狭間で;スリバチの本場;スリバチ学会の遠征)
著者等紹介
皆川典久[ミナガワノリヒサ]
東京スリバチ学会会長。1963年群馬県前橋市生まれ。2003年、ランドスケープ・アーキテクトの石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを東京都内で続けている。専門は建築設計、インテリア設計。東北大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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きゅうり
11
2は台地側。住んでいたところを思い返しながら読む。楽しい。過去の地名(水害があったとか、土砂崩れがあるとか)は現住民からしたら知られたくないものもあるかもしれないけど、こういうことを隠すから地盤が弱いところに家が建っちゃったりするんじゃん。賃貸だとしても、3D地形を読み解いてから決めよう。台地の上の古い神社の近くがいいかもね。「地勢と水系の把握に始まり、土地の持つポテンシャルの再発見と評価は都市防災の観点のみならず、本来の人間らしい生活イメージを取り戻す契機にもなりえると思っている」そうですね!2017/04/25
テト
10
前回の内容よりもさらにスリバチ地形についての記述や説明が詳しく解りやすくなっている。東京の谷戸、窪地、暗渠などちょっとした高低差に過去の土地の歴史が現れていることに、東京、江戸の名残がこんなにも残されていることに気が付き、改めて街の散策が楽しくなりそうだ。2022/08/16
k_jizo
4
★★スリバチ続編 東京のみならず横浜に拡張。おまけの仙台が一番スリバチにピッタリだった。2014/02/20
azllenia
3
前作に続いて、2も購入してみた。こんなにも東京がスリバチだらけだとは!週末、本を片手に散策するのが常となりつつある。横浜方面もこれからは開拓したい。2017/01/11
Ken
3
東京スリバチ学会の皆川会長が率いるスリバチ地形散歩にはぼくも1年前から参加していて、多勢の地形好きな方々とお友達になった。この本でも紹介されている番町・麹町、下住吉や横浜根岸は実際に歩いた街並みだが、この本を読むと会長の注目するポイントが良く判り、教科書とも言える。スリバチ第一法則や第二法則などを理解して街を歩くと、立ち止る場所もいつもと違ったり、谷から向こうの丘を望んだり、これまでと違う町歩きをしている自分に気付く。都内にはまだまだ見所が多く、「書を捨て谷に出よう!」というワクワク感に浸る。2013/09/26
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- 和書
- 強者の流儀 角川文庫