内容説明
沈黙の「最強レスラー」を知る19人が語った噛ませ犬発言、名勝負数え唄、ジャパンプロ、UWFとの暗闘、Uインター対抗戦、幻のヒクソン戦、“ど真ん中”WJ…の深層!
目次
第1章 “革命戦士”の目撃者たち(前田日明「長州さんが『プロレスラーは何回引退してもいいんだよ』って」;藤原喜明「予定調和じゃない、札幌で長州を襲ったのは本気だった」 ほか)
第2章 ジャパンに“夢”を抱いた男たち(新倉史祐「ジャパン分裂は、会社が長州さんのものにならないと気づいたから」;キラー・カーン「長州のここでは言えない話を聞きたかったら、店まで来てくれよ」 ほか)
第4章 地獄の“ど真ん中”WJの男たち(谷津嘉章「経費の使いっぷりだけは“目ン玉が飛び出る”ほどだったWJ」;高田龍「リキちゃんと永島のオヤジに最初から深い結びつきはなかった」 ほか)
第5章 出戻り長州を“嫌悪”した男たち(金本浩二「出戻ってきた人間に指図されるのは面白くなかった」;田中ケロ「自分は新日本で歓迎されてない」と感じていた長州 ほか)
詳細 長州力完全年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
21
長州力の引退に合わせて、他のレスラーらがどう長州をみていたのかの証言インタビュー集。印象度B+ 長州はアンチが多いな(苦笑)長州嫌いのキラー・カーンは有名だが、西村修、金本浩二とかもアンチ長州らしい。長州が立ち上げた、WJプロレスという団体の放漫経営話も載っていて面白かった。団体は長く続かず借金まみれになったようだが、会社立ち上げるなんてすごいことやってのけたとは思う2022/03/04
0607xxx
16
レスラーをはじめ、関係者が語る長州力。長州憎しの面々も多く、今のバラエティー番組に出演し、ニコニコしている長州力からは想像できない様な話もちらほら…。なかなか面白かったが、長州ファンは覚悟が必要かも。2019/06/13
qoop
12
団体や事件を俎上にあげ、立場を違えた関係者たちが語る様々な“真実”なるものを聞き取って来た本シリーズだが、本書は個人をテーマとしたためこれまでと印象が異なる。個人では、空虚であるためいっそう複雑怪奇なものとなる出来事の真相を想って愉しむというねじれた/プロレスらしい面白がり方が出来難く、毀誉褒貶激しい人物の挿話集の域を出ないと感じる(企画意図がそこにあるなら、まぁ…)。単に挿話としてみればミスター高橋氏のパートが面白かった。個人的につながりが薄そうな分、しがらみから来る補正が入っていなさそうだから、かな。2019/06/10
Mr.deep
7
新日現場監督で見せた有能さとWJで見せた無能っぷり、色んな人を引き付ける人間的魅力と人間関係継続の下手糞さ。この方を一番よく表してるのは、上井文彦の「育ちだってあるかもしれない。そんなの、誰も責められないって。それは持って生まれた人生じゃないですか」じゃないかと思う。2019/07/19
Tak
6
証言シリーズ ガチで長州嫌いの人選も多く(金本、西村、カーン)なかなか面白かった。谷津と永島のオヤジは相変わらずで何より笑 藤原はやっぱり自分と対極の棚橋が嫌いなんだな〜2019/06/13