宝島社文庫<br> 万引き家族

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宝島社文庫
万引き家族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800293879
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてパルムドール(最高賞)をはじめ、
数々の賞を受賞している映画『万引き家族』を是枝裕和監督自ら小説化。
是枝監督が小説で描き出す、「家族の絆」とは―――。

「彼らが盗んだものは、絆でした」

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日常的に万引きをする生活を送っていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、信代の妹でJK見学店で働く亜紀。6人家族として貧しいながらも幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。

※本書は2018年5月に刊行された書籍『万引き家族』(宝島社)を文庫化したものです。

内容説明

とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、日常的に万引きをする生活を送っていた。ある日、治は幼い少女が家から閉め出されているのを見かねて、連れて帰る。妻の信代と、同居する信代の母の初枝、信代の妹の亜紀は、少女の家庭事情を案じ、戸惑いつつも少女を「家族」として迎え入れ、「りん」と名づける。しかし、ある出来事をきっかけに、家族の抱える「秘密」が明らかになっていく―。国の内外で大きな反響を呼んだ映画『万引き家族』を、是枝裕和監督が自ら小説化。

著者等紹介

是枝裕和[コレエダヒロカズ]
1962年6月6日、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。映画『万引き家族』では第71回カンヌ国際映画祭において日本人として21年ぶりとなる最高賞(パルムドール)を獲得。第42回日本アカデミー賞優秀賞作品賞ほか、世界中の様々な賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

名古屋ケムンパス

84
偽りの家族に明日は約束されません。読む始める端からそれは分かって、少しつらい読書になりました。でも、印象深い記憶に残る読書でもありました。愛し、愛される対象を血のつながらない家族に求めるも、世間一般の暮らしには適応できずに貧困は抜け出せず、結局、温もりを掴み取るに至らざるを得ないのです。誤りに気が付いたら、人生をやり直せたらと願って止みません。2020/03/25

あつひめ

81
点訳一校正完了。もしかしたら、本当にもしかしたらこういう家族がどこかにいるかもしれない。家族とは何をもって家族というのか。改めて考えたくなったし、今、一緒にいる人を大切にしたいとも思った。偽りだからこそ大切にしていたかもしれない彼ら。偽りがいつしか本物となる夢を見ていたかもしれない彼ら。出会うべくして出会い集まった彼ら。子供たちのこれからがとても気になった。そして、あとがきを読んで樹木さんの女優としての偉大さも知った。行間に込められた言葉にできない思いが切なくまたほっとする。素敵な作品だった。2019/07/24

Ikutan

78
以前から気になっていた作品。文庫化で購入。都会の片隅で身を寄せあって暮らす、血の繋がらない偽りの家族。父と息子は日常的に万引きを繰り返す。そこに虐待で閉め出された少女が加わり、社会からはみ出て犯罪でしか繋がることが出来ない彼らの日々が少しずつ変わっていく。終始漂う独特な空気。家族の『秘密』がわかってからの言葉で表せないような切なさ。是枝さんの描く『家族』を、あとがきを読んで噛み締めた。映画は観ていないのですが、映像がありありと浮かんでくる一冊。特に希林さん演じる初枝さん。これは、絶対映画も観てみたい。2019/05/24

Yosshiy

56
こないだの父の日に中学生の娘がプレゼントしてくれた一冊。映画を見れてなかったので本当に嬉しかったです。そんな事はさておき、内容は映画のノベライズですので敢えて書きませんが、映画のキャストはビンゴって感じですね♪希林さんやリリーさんがいい味出してんでしょうね。映像として絶対見たいですわ〜。さりげなく現代が抱える社会問題を数多く盛り込んだり、複数の伏線が散りばめられていて、これぞ是枝作品って感じです。凄いわぁ♬2019/06/20

キューポップ

52
昨日BOOKOFFにて期待もせず入手した本だが、良かった。『そして父になる』も家族という名の集合体には血の繋がりは必須なのか?を問いかけた作品だが、本作も似通う部分を感じる。 /縁で出会った6人の人間達が一つ屋根の下で暮らす。貧困の為万引きが常態化してるが悲壮感は無い。血の繋がりよりも人との縁の方が大事と私はつくづく思うのだが。血の繋がった家族で不幸なら尚更だ。皆で海に行けて良かったな。音だけの花火、海辺で皆が楽しくはしゃぐ場面を想像すると悲しくなる。映像も観てみたい。2020/05/25

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