内容説明
旅行代理店「WTA」の美代川麗子が添乗する、ライブハウスのスタッフと常連客によるツアー先のホテルで女性が殺害される。被害者は、ライブハウスを経営する高倉さちの友人川上真紀子だった。WTA・危機管理室の一員である麗子は、生前の真紀子とさちが話すのを見ており、真相を調べ始める。ふたりは若い頃、米軍基地近くのバーで働いていた。やがて麗子とさちの娘タミーに宛てた脅迫状が届く。その奇妙な文面を麗子は読み解いたが、今度はさちが負傷する。いずれの事件も、犯行時間に容疑者が現場にいることはできなかった。そのアリバイを崩せるのか。
著者等紹介
金久保茂樹[カナクボシゲキ]
1947年、東京生まれ。紀行作家、料理評論家などを経て、99年推理作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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