芥川賞ぜんぶ読む

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芥川賞ぜんぶ読む

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800292513
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0093

出版社内容情報

文学好き、カルチャー好きに贈る絶対保存版。話題となった『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者・菊池良による新企画です。もとはWebメディアで2018年に始まった連載ですが、著者はこの連載のために勤めていた会社を辞めるほど熱を入れて執筆。漫画をまじえながらマニアックに、作家、作品、選考についてまとめています。芥川賞を通じて文学史が学べ、当時の世相も振り返ることができる一冊です。

内容説明

井上靖、松本清張、石原慎太郎、大江健三郎、村上龍、綿矢りさ、又吉直樹…全受賞作のイッキ読みで見える文豪たちの才能。

目次

はじめに 芥川賞の系譜を知ることは日本を知ることに役立つでしょう
菊池良セレクト昭和受賞作ベスト20
平成160回~101回
昭和100回~1回
おわりに 「あらゆる時代にいい小説を書こうとしている人がいた」という感動

著者等紹介

菊池良[キクチリョウ]
ライター・Web編集者。学生時代に公開したWebサイト「世界一即戦力な男」がヒットし、書籍化、Webドラマ化される。現在の主な仕事はWebメディアの企画、執筆、編集など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

194
平成に入ってから、芥川賞受賞作品は結構読んでいますが、昭和の受賞作はあまり読んでいないなと思いつつ読みました。数えてみたら42/180作品(約23%)でした。受賞作でも「火花」のように250万部超もあれば、1万部以下の作品もあるのには驚きました。芥川賞作家でも才能があり、努力しないとどんどん消えて行く厳しい世界です。本作中の漫画は不要でした。2019/07/24

アマニョッキ

51
芥川賞好きなので、全部読んでいる方の解説聞けるのは面白かったけれど、長嶋有さんのページを読んだときに「ああ、なるほど…」と思ってしまったのでちょっとトーンダウン。良くも悪くも、きっちり情報を集めて仕上げられた作品だと思います。手塚治虫似の漫画も必要なのかなぁ…といった感じ。でもやっぱり、芥川賞全部読むのは絶対大変やったと思うんでそこは全面的に敬服します!2019/08/03

ミライ

40
著者の菊池良さんが、これまでに芥川賞を受賞した作品をすべて(84年間180作品)読んで、レビュー考察した一冊。昭和時代の作品はほとんど読んだことのない作品だったが、ネタばれなしのあらすじ+著者の考察・他の作品紹介などがコンパクトにまとまっていて非常に面白かった(未読の作品が多くあったので、少しずつ読んでいきたい)。第二次世界大戦の近辺では戦争関連の作品が多く、その後の高度経済成長期にはお仕事小説が多くなり、最近はコンビニやビットコインなどを題材にした作品もでてくる芥川賞受賞作は、時代の写し鏡だと思った。2020/06/21

山田太郎

39
あらすじと選考委員のコメント書いてるだけなんで、別に読まなくても書けそうな内容だけどなと思った。芥川賞でなく直木賞のほうがよかったんだけどなと。ほとんどどころか1冊も読んでないので、なんか読んでみるかと思った。私小説って嫌いなのは、筒井康隆の影響ではないかと思った。純文学=私小説であほかみたいなこと書いてたような気がしますが。2019/08/02

びわこっこ

37
公共図書館に芥川賞・直木賞のコーナーがあって、そこで展示されていたので、借りてきて読みました。2018年から遡って、1935年の第一回受賞作品まで180作品のダイジェスト版。『太陽の季節』石原慎太郎著も受賞作品だったのだと、生まれる前の作品に興味津々!🧐 芥川賞は文学新人賞だが、この人、新人? と思うキャリア10年以上の作家さんも。まちライブラリー@岩出山に、本屋大賞ノミネート作品のコーナーを創る予定ですが、文学賞受賞作品のコーナーに変えようかしらん?🤔🌿2023/02/10

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