宝島社文庫 このミス大賞<br> 七四

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宝島社文庫 このミス大賞
七四

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800276094
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

完全密室の七四式戦車(ナナヨン)内で、死体が見つかった――。自衛隊内の犯罪の捜査および被疑者の逮捕を行なう部署である中央警務隊。隊長・大曽根より、突然の命を受けた甲斐和美三等陸尉は、富士駐屯地に向かい、第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという……。甲斐和美は富士駐屯地に急行し、自衛隊組織の暗部に迫っていく――。『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作家が贈る、渾身の自衛隊ミステリー!

内容説明

自衛隊内の犯罪捜査および被疑者の逮捕を行う部署である中央警務隊。甲斐和美三等陸尉は突然の命令により、富士駐屯地で第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。完全密室である七四式戦車の車内で見つかった遺体。それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという。捜査を進めるうち、やがて甲斐は自衛隊組織の暗部に迫っていく…。

著者等紹介

神家正成[カミヤマサナリ]
1969年生まれ。愛知県春日井市出身。陸上自衛隊で勤務後、現在は海外営業の会社員。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、2015年に『深山の桜』(宝島社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

88
自衛隊の組織内の犯罪を捜査したり逮捕も行う中央警務隊の女性自衛官甲斐三等陸尉が挑む事件。密室である七四式戦車の中で見つかった遺体、自殺として処理されようとしていたが甲斐は疑問を持つ。自衛隊の特殊な用語や、入隊までの道のり、組織、階級、昇進方法…様々のことがわかりやすく書いてあるが、階級区分や略章の表を何度も確かめる。珍しい若い幹部の女子自衛官に対する目のなか途中からはアクションシーンあり、友情あり、涙ほろりの場面もあり読み手のスピードもアップ。なかなか硬派なミステリー。著者の他の自衛隊ものも読んでみよう。2025/03/29

チアモン

41
一気読みだった。前作の「深山の桜」に少し登場していた警務職種の自衛官、甲斐3尉が戦車の中で起きた密室殺人事件の謎を解いていくお話。自衛隊出身の作家ということで、自衛隊の事が事細かく描かれており、とても興味深く読み進められた。また、次作が読みたくなる作家さんに出会えました。2018/03/01

keith

26
自衛隊の七四式戦車の中で自衛隊員の遺体が見つかる。自殺と処理されたが、警務の若き女性自衛官甲斐は他殺ではないかと調査を始める。話は最初は静かに進みますが、途中から予想外の騒動に発展。専門用語が多くて少し難しかった。2019/06/30

金吾

25
自衛隊を舞台にしたミステリーです。最初は自衛隊の説明が長すぎるため読みにくく感じましたが、途中から読みやすくなりました。ただ北かよと思いました。2021/06/23

エリク

25
自衛隊内部の事件のお話。 あらすじ・エピソードがきちんと設立されていて、面白く感動する物語でした。 なんていうのかちょっと難しいけど、人の心の温かさややさしさが丁寧に描かれています。2019/10/16

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