宝島社文庫 このミス大賞<br> サブマリンによろしく

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宝島社文庫 このミス大賞
サブマリンによろしく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800271310
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第14回(2016年)『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作! さまざまな証言を頼りに真実に迫っていく、革新的な野球ミステリー。28年前、八百長疑惑をかけられてみずから命を絶った伝説のサブマリン(下手投げ)投手K・M。行方不明になっていた1500奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに、彼を再評価する動きが起こる。作家の芹澤真一郎は、K・Mの伝記を書くべく関係者たちのもとを取材して回るが、彼にまつわるエピソードにはいくつもの謎があった。誤審に抗議した相手チームの監督はなぜ急に引き下がったのか。発見された記念ボールは本物なのか。そして、八百長疑惑の真相は――? K・Mの伝記を書き上げることなく病死した芹澤の遺志を引き継いで、駆け出しの作家で野球嫌いの「あたし」が謎に迫っていく。

内容説明

二十八年前、八百長疑惑をかけられてみずから命を絶った伝説の下手投げ投手K・M。行方不明になっていた千五百奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに、彼を再評価する動きが起こる。作家の芹澤真一郎は、K・Mの伝記を書くべく関係者たちのもとを取材して回るが、彼にまつわる逸話にはいくつもの謎があった―。途絶した芹澤の原稿を引き継ぎ、野球嫌いの「あたし」が謎に迫る。

著者等紹介

大津光央[オオツミツオ]
大阪市出身。現在、ミュージシャンとしても活動中。第14回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『サブマリンによろしく』にて2016年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

45
八百長の疑惑を持たれたまま自殺したプロ野球のピッチャーの真実を探る一作。フィクションでありながら、ノンフィクションを感じさせる作りは上手い。最後の着地点より、途中の章が好きかも。2017/05/27

hope

37
★★★★ 大津さん初読み。なかなか面白い。連作短編。自殺した投手から八百長疑惑を晴らすことを頼まれ、取材を続けていた作家・芹沢。その遺志を受け継ぐ《あたし》。元投手のエピソードから次第に明らかになる人間模様とストーリー展開は、野球好きにも十分読み応えあり。芹沢は、山際淳司氏を連想したり。祖父・あたし・彼女といった表記ばかりで、仕掛けられていることには気づくのだが、誰のセリフや出来事なのか分かりにくく読みづらいところは難点。惜しい。2017/07/05

よっち

36
28年前に八百長疑惑で自殺した伝説のサブマリン投手K・M。行方不明だった1500奪三振の記念ボールが発見されたのをきっかけに再評価する動きが起き、野球嫌いの駆け出しの作家が謎に迫っていくミステリ。誤審、乱闘、転向、落球、そして八百長疑惑…彼にまつわるエピソードの謎を追うために取材した関係者を通じて浮き彫りになってゆくK・Mの人柄と明らかになってゆく真実。文章が若干冗長で誰が誰なのかがイマイチ分かりづらい点もあって読むのに難儀しましたが、悪くない結末が積み重ねられてゆくその読後感は悪くなかったと思いました。2017/06/12

Junichi Yamaguchi

32
『二度と会えない相手』… 堂場さんの野球物をイメージしていたが、少し毛並みが違った。 語り手形式で物語が展開してゆくのだが、背景を理解しながら読むのには少しばかり僕の能力が低かったかな⁈ もう少し経験値を上げていつかrevenge!2017/06/25

ミヤッチ

21
28年前に起きた、ある投手の八百長疑惑に関する話。ちょっとわかりにくいところもありましたがおもしろかったです。2018/03/25

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