出版社内容情報
生、病、老、死を四苦といい、何人もこれを避けることはできない。しかし現代人は、これを自分の人生に抱えこもうとせず克服しようとする。そこから様々な無理を生じ、矛盾が深まる。疾病観の根本的転換を訴える。
目次
はじめに “愉気”というものについて
第1章 私たちにとって“体験”とはなにか
第2章 母と子をつなぐ“物語”の役割
第3章 “物語”に語られ、そして忘れ去られた体験
第4章 思春期の危機とファンタジー
第5章 “眠り”の効用と可能性
第6章 “痛み”の創意
第7章 “病い”の効用
第8章 老いの自覚と自然の発見
第9章 いわゆる「精神分裂病」の治療について
補章 眠り、疲労、過敏症などについて
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- 和書
- 成人教育と文化の発展