出版社内容情報
戦略・戦術で明らかにする「日本戦史」です。今までのイデオロギーで色づけられた戦史を、元自衛隊戦術教官だった家村氏が、より実践的に、より明確に本当の戦史を明らかにします。元寇から戦国時代、そして太平洋戦争まで、今までのうそを暴きます。さらに、今までほとんど触れられてこなかった古代・中世の戦争まで記述。神武天皇の東征、源義経の戦い、そして楠木正成の戦略戦術まで、日本史を貫く「日本戦史」の完全版です。
内容説明
歴史、戦史というのは往々にして事実を歪曲されているものである。戦争に勝った側が都合よく捏造していたり、負けた側が名誉や責任逃れのために史実を隠したり、歴史作家によって面白く脚色されていたり…。本書では、戦略・戦術的観点から「真実の戦史」に迫った。日本人が戦ってきた古戦史や近代戦史には戦術面、統率面で卓越したものが多く、正しい戦史からは洞察力、判断力など学ぶべきことが非常に多い。
目次
第1章 日本戦史1 古代(神武東征 神武天皇の戦いこそが日本流の戦争の仕方である;景行天皇の九州遠征 孫子も真っ青な兵法 景行天皇は軍略家 ほか)
第2章 日本戦史2 鎌倉・室町時代(壇ノ浦の戦い 源平の運命を分けた潮の流れとタブー;元寇 鎌倉幕府軍は実力で勝利していた ほか)
第3章 日本戦史3 戦国・江戸時代(第四次川中島の合戦 きつつきの戦法はなかった!;姉川の戦い 姉川の戦いはカンネーの戦いの再現!? ほか)
第4章 日本戦史4 幕末・明治時代(薩英戦争 英国艦隊を退却させた薩摩の実力と意地;朝鮮・江華島の攻防 仏・米が江華島を占拠 開国する機会を逸した朝鮮 ほか)
第5章 日本戦史5 昭和時代(満州事変 弱すぎた張学良の軍隊;第一次ノモンハン事件 戦果は五分五分だった ほか)
著者等紹介
家村和幸[イエムラカズユキ]
兵法研究家。防衛大学校卒(国際関係論)。幹部任官後、戦車小隊長、情報幹部、運用訓練幹部として勤務。その後、指揮幕僚課程、中部方面総監部兵站幕僚、戦車中隊長、幹部学校戦術教官、研究本部教育訓練担当研究員を歴任し、平成22年10月退官、予備自衛官(予備二等陸佐)となる。現在、日本兵法研究会会長として、兵法及び武士道精神を研究しつつ、軍事や国防について広く国民に理解・普及させる活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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