出版社内容情報
秋が訪れた北の砦。なぜか浮かれているティーナにミルが理由を尋ねると、憧れの女性騎士が北の砦に赴任してくるのだと言う。嬉しそうなティーナと、どこか不満げなキックス。その頃、スノウレア山には、薄汚れた青年がやってきた。ウッドバウムと名乗ったその青年は木の精霊であり、住んでいた森が汚れて逃げてきたらしい。しばらくここで休ませてほしいとお願いするウッドバウムに、スノウレアは冷たく断る。その様子を見かねたミルが、北の砦に来るよう提案して、砦は新しい二人を迎えることになり……。「小説家になろう」発! 子ギツネの大人気もふもふ小説、待望の第3弾!
内容説明
春に行った王都へのおつかいから半年。北の砦にも秋が訪れていた。ミルフィリアがいつものように砦に遊びに行くと、女性騎士ティーナから、憧れの女性騎士レッカが新たに北の砦に配属になったことを聞く。真面目なレッカが北の砦に配属になったのには理由があるようで…。砦での平和な日々が過ぎていく中、牡鹿の姿をとる木の精霊・ウッドバウムがミルフィリアの住み処に迷い込んでくる。北の砦に居候することになったウッドバウムも騎士たちに気に入られる。そんな中、砦の演習で騎士たちに緊張が走る。「負けたチームは、五日間ミルとの接触は禁止だ」。相対するクロムウエルとグレイル。果たして勝つのは!?読んだらきっと“もふもふ”したくなる、ほのぼのほっこり交流譚第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
23
しばらく砦に居候することになった木の精霊が、鹿で角が落葉樹というとても魅力的なデザインで、おっとりした気性もあわせて、とても好みのタイプでした。「もののけ姫」にこんなのいたよね、というより先に某自動車メーカーのキャラクターを思い出すのだけど…。相変わらず娘(ミル)への愛情表現がちょっとずれるウォートラストお父様とか、愛情がナナメウエに溢れすぎてる支団長とか、要所要所でおいしいとこさらっていく隻眼の騎士とか、大人男子連中がやっぱりおもしろいです。巻末の絵日記も、ミルの愛らしさを余すところなく伝えますね。2016/12/05
宇宙猫
17
★★★★ もう続きはいいかなと思ってたけど、図書館の新刊コーナーで見つけて読んでみたら2巻より面白かった。新しい女騎士の世話を焼こうとするミルが可愛い。居候の木の精霊がのんびりしててほのぼの感が増量。やっぱりこういう話がいいね。2017/01/25
依音@いおん
6
もふもふ!!安定のほのぼので癒やされます。ミルちゃんはもちろん可愛いのですが、ウォートラスト父上に萌えますb←2017/02/08
サキイカスルメ
5
父上の空回りっぷりが(笑)女性騎士レッカと木の精霊ウッドバウムがやってくる3巻。今回も癒されたー。前回はお出かけでしたが、今回はいつもの砦で新たにやってきた1人と1精霊との、もふもふほのぼの劇場でした。父上の寂しがりが面白可愛かったです。やっぱり父親は娘をプレゼントでつろう作戦をやっちゃうんだね。ミルに会いたすぎて、砦の狭い池に住もうとする暴走っぷりがよかったです。ミル禁止で禁断症状な団長や、いつも美味しいところをもってく隻眼の騎士、真面目な女性騎士レッカもよかったです。ジルドは絵日記が超グッジョブでした2016/12/12
へへろ~本舗
4
新しく女性騎士と木の精霊が登場2018/01/06
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- 和書
- 学問の方法 岩波文庫