出版社内容情報
人類史上最も古い芸術作品である壁画は、今から4万年以上前から描かれ始めました。本誌では、世界遺産の壁画を25作品紹介します。「ラスコー洞窟」や「システィーナ礼拝堂」など、最新テクノロジーで精密に復元した太古の洞窟壁画から、寺院や教会の壁に描かれた神聖な壁画まで盛り込みます。そして「ラスコー洞窟」で発見された世界初公開の画材や道具類、現在非公開となっているアルタミラ洞窟の貴重写真も掲載します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
16
3万6000年前から15世紀まで、世界中を網羅している。従って、より詳しくという見方はできない。世界遺産多数。ショーヴェ洞窟の作者は何者なのかな?ロマンは尽きない。2016/12/26
chatnoir
7
古代の壁画を中心に見たかったけど、ルネッサンスのや、ポンペイ、日本のものとバラエティーに富んでいる。古代の人の家畜とか狩猟する動物の描写は躍動感にあふれているよね。タッシリ・ナジェールの壁画はすごく不思議。小樽の近くのフゴッペ洞窟の壁画も面白いのに載っていない。2016/10/23
tsubomi
5
2020.01.07-03.20:表題のラスコーの他にも世界中の壁画を紹介していて、日本の法隆寺や中国の莫高窟やアフリカの先史時代の岩絵・・・そのほかにもヨーロッパ・オーストラリア・南米の壁画などバラエティに富んでいて、代表的な壁画にまつわる発見譚や関わった人物なども紹介されていて全ページカラーで眺めているだけで楽しい一冊でした。誤字・脱字がちょっと多いのが気になりましたが。人類が先史時代からアートを愛し、世界各地にアーティストが存在していたというのがよくわかります。2020/03/20
彼岸花
4
ラスコー展に行き、復習のつもりで読みました。ラスコー以外にも、世界のたくさんの有名な壁画が載っています。日本の、高松塚古墳なども。保護のため、非公開が多いです。1万9千年前の世の中は、ピンときませんが、あらゆる材料を駆使して見事に仕上げたクロマニョン人の高度な技術には、ただただ驚くばかりでした。2017/10/02
Book shelf
0
ラスコーの洞窟壁画に多くのページが割かれているのはたしかですが、全体としては世界中の壁画がバランスよく紹介されているという内容。時代は原始~近世にいたるまで、種類も旧人類が残した原始的な岩絵、寺院の浮彫、教会の宗教的絵画と、幅広く取り扱っていて、解説も簡潔で読みやすく楽しめました。2018/01/11
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