出版社内容情報
本書は、美智子さまのお写真とともに、時代を作られた100のお言葉を厳選。お言葉にまつわる背景も記載し、美智子さまのお人柄をあらためて、より知るためのエピソードが満載です。公務では天皇陛下にご同行され、いろいろな場所でご発言されています。美智子さまのお言葉は日本人のもつ「やさしさ」「強さ」を秘めており、とかく弱気になり、くじけそうな環境にある今の日本人に、はげましと勇気を与えるものとなる一冊です。
内容説明
万人への慈しみと前を向きつづけるお姿。国民に寄り添い温かくつつみこむお言葉集。
目次
第1章 愛と優しさ(前向きな姿勢;“ひとりの青年”に惹かれた ほか)
第2章 内に秘めた強さ(時にはリスクもいとわない;善意を信じる ほか)
第3章 自ら学び、育てる(自分にできることとは;本と歩んだ青春時代 ほか)
第4章 揺るぎない平和への思い(異文化理解の要;読書が教えてくれたもの ほか)
第5章 細やかな心配り(おどけた姿;女性の誕生日 ほか)
著者等紹介
山下晋司[ヤマシタシンジ]
昭和31年、大阪市生まれ。関西大学卒。23年間の宮内庁勤務の後、出版社役員を経て独立。独立後は皇室ジャーナリストとして『皇室手帖』の編集長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
高邁な人格と隙を見せられない緊張感溢れる生活が滲み出ています。父母に触れられている部分が印象に残りました。2023/10/17
ゆうじぃ
4
本当に気を抜くことなく、過ごされてきた方だと思う。2019/05/22
なりなり
4
謙虚で優しく、慈悲深い印象を私たちに与えてくれる。その背景を考えると、公務という大きなプレッシャーや決して楽ではない状況があり、その中で培い、導き出した言葉の数々だと想像する。 この本は、非難を浴びたり能力を否定される感じがしたりするときや、「思いやり」を育てていきたいと思うとき、大きな助けになってくれるだろう。 <素敵な言葉> 接するすべての人々を大切にし、その人々を通じ、できるだけ人々の生活を広く深く知り、皇室が少しでも人々の心の支えになり、安らぎとなれるよう務めていきたいと思っております2017/11/01
パンジャビ
3
美智子さま関連の本って多いんだなぁ。つい、書き留めておきたくなる言葉を沢山発言されてるんだなぁ。今まで天皇陛下と美智子さまが、被災者の激励とかに向かっているのを当たり前のようにニュースで見てたけど、美智子さまでも、不条理を受け入れがたい時もあるのだなぁと気付いた。そりゃそーだよね、被災地ばっかり、訪問してたら、結構メンタル的にも強くないとダメだよなー。最後、パラリンピックでウェーブに加わったエピソードにほっこり。ピアノも英語もお上手で憧れちゃうなーいつレッスンしてんだろ。2018/12/16
@riyohippo
2
図書館本。辞書の場所を知ってから図書館巡りを楽しんでいる。ふと目があった本。美智子さまって奥ゆかしいというか静かで所作も綺麗でちょっと憧れる。いつも二人は気づかいあっているようにも見える。お互いに感謝の気持ちをとても大切にされていると感じた。 2024/04/03