出版社内容情報
安保法案の成立に象徴される安倍政権の保守的政策、国会前の反安保法制デモ、ネットでの中韓バッシングなど、社会的・政治的行動に関して「右翼」「左翼」という言葉が一般的に使われるようになった。しかし、その思想や行動原理を理解している人は少ないのではないか。本書では、「右翼」「左翼」の思想的ルーツ、専門用語の解説、それぞれの思想を代表する人物の人生から右翼とは何か、左翼とは何かをわかりやすく解説する。
内容説明
なぜ右翼に親米派が多いの?日本は社会主義国家だった!?どうして保守が「右」革新は「左」なのか?「共産主義」「社会主義」いったい何が違う?貴重写真で振り返る「右翼と左翼」戦後事件史。
目次
第1章 なるほど!右翼と左翼の大疑問(思想の基本、歴史、変遷がまるっとわかる全31問)
第2章 現役活動家の言葉!!(民族派・新右翼団体「統一戦線義勇軍」議長・針谷大輔インタビュー;新左翼団体「革命的共産主義者同盟」(中核派)・鎌田雅志、齋藤郁真(全学連委員長)インタビュー)
第3章 もっと知りたい!!右翼と左翼(西部邁(評論家・思想家)インタビュー―「右翼に『アホ』、左翼には『バカ』と私が言いたくなる理由」
発言と行動から読み解く言論人たちの「左右」現在地)
第4章 右翼の人物と事件(頭山満;内田良平 ほか)
第5章 左翼の人物と事件(幸徳秋水;堺利彦 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かばお
11
第4・5章は興味ある人だけチェック 右翼と左翼を概略的に理解できる本で、なかなかおもしろかった。何となくわかったつもりだったところを改めて説明してくれて、ある問題について自分のスタンスがどちらかがわかった。2017/03/10
玉瑛
2
ネットで政治を語ると方々からネトウヨ呼ばわりされる。自分はそんなつもりは無いし、むしろ左派に共感する部分も多いのだが……。この本を読むことで左右対立のなんとなくの全体像を掴むことが出来たし、それぞれの矛盾点問題点も理解出来た。2017/02/15
スプリント
2
なんとなく知っていそうで実はよく知らなかった日本の右翼と左翼について知識を仕入れることができました。2016/04/30
やいとや
1
内容は正直初心者向けだとは思うが、それだけに分かり易く「右翼と左翼は何故対立するか?」を解説してくれる姿勢は実は貴重。すぐ顔を真っ赤にして「俺は違う!簡単に決め付けんな!」と怒鳴り散らすバカが多いのはウヨサヨ変わらんが、そうしたある種エクストリームなキワモノは放っておくしかないからね。「右翼は『ウチ・ソト』、左翼は『ウエ・シタ』で考える」なんていうのは基本ラインながら、両陣営の共感不能の根本なので、絶対に認識しておかなければいけないポイント。四章からの右翼左翼人物伝がインデックスとして結構重宝する。2025/04/05
かんぞ
1
中身が薄い。2017/12/01
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