出版社内容情報
NHKアナウンサーの危険ドラッグ所持、CHAGE&ASKAのASKAによる覚せい剤使用など、ここ数年、「麻薬」を巡るニュースが後を絶たない。しかし、日本以上の“ドラッグ大国”と言われるアメリカではここ数年で、大麻の解禁が進んでいる。すでに4州が合法化、18州が非犯罪化した。いったい、これはなぜなのか。日本では所持していただけでも逮捕されるのに、なぜ米国では若者から老人まで大麻を吸ってもいいのか。なぜ、日本では大麻解禁の動きが起きないのか。欧州から米国に広がった大麻解禁の動きが日本にも押し寄せるのは間違いない。日本の麻薬の現状、大麻が解禁されない裏側を徹底レポートする。
内容説明
欧米で解禁が進む「大麻」なぜ日本ではタブーなのか?日米の違法薬物の現場を取材するジャーナリストが見た「麻薬」の実態。
目次
第1章 地下に潜った「危険ドラッグ」
第2章 米国でも氾濫する「合成ドラッグ」
第3章 そもそも麻薬とはなにか?
第4章 なぜ米国では大麻解禁が進むのか?
第5章 日本人と大麻の隠蔽された歴史
第6章 ヘロイン、LSD―ドラッグ文化の現実
第7章 “麻薬大国”米国の社会的コスト
第8章 米国の「対麻薬戦争」の現場を歩く
第9章 驚くべき医療用大麻の効用
第10章 日本の薬物対策の遅れた現状
著者等紹介
矢部武[ヤベタケシ]
1954年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、ロサンゼルス・タイムズ東京支局記者等を経てフリーに。銃社会、人種差別、麻薬など、米国深部に潜むテーマを抉り出す一方で、教育・社会問題などを比較文化的に分析する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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