出版社内容情報
日本にはおよそ100万世帯も億万長者がいると言われています。本書は、そんな「お金持ち」を徹底分析しました。お金持ちの職業、家柄、学歴などの基本情報や「日本人が一番幸せを感じる年収」などを考察。稼いだお金によって「豊かになる」のか、「生活が楽になる」のか。「お金」と「時間」のどちらがあると「幸せ」なのか。格差問題の第一人者である橘木俊詔京都大学名誉教授がお金持ちを「経済学」の見地から語ります。
内容説明
国立大より私立大、ベンツよりトヨタ!住居、教育、趣味、金銭感覚…成功者特有の思考法とは?格差論の専門家が大富豪50名の傾向を徹底解析!
目次
第1章 お金持ちという生き物(戦前の「お金持ち」はどんな人?;一部の大金持ちをよしとしない平等社会へ ほか)
第2章 お金持ちになれる資格(「家柄のよさ」はお金持ちの象徴か?;本人の学歴―名門校か学卒レベルの高さか ほか)
第3章 お金持ちの虚像と実像(「自営業のお金持ち」の実態を見る;納税は「お金持ち」にも厳しい? ほか)
第4章 お金持ちの気苦労と悩み(お金持ちに「働きすぎの弊害」はあるか?;お金で解決できない!?お金持ちの悩み ほか)
第5章 これからのお金持ち(日本の「新しいお金持ち」;スーパースターの“稼ぐ”経済理論 ほか)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年、兵庫県生まれ。専門は労働経済学、公共経済学。京都大学経済学博士(1998年)。小樽商科大学商学部卒業、大阪大学大学院、ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了(Ph.D.取得)。仏米英独での研究職・教育職、京都大学経済研究所教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、日本経済学会会長、同志社大学経済学部教授をへて現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授。『日本の経済格差』(岩波新書、エコノミスト賞)、『家計からみる日本経済』(岩波新書、石橋湛山賞)など単著・共著・編著は80冊を超え、英文書は17冊ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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