宝島sugoi文庫
大人になると、なぜ1年が短くなるのか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800243690
  • NDC分類 141.27
  • Cコード C0111

出版社内容情報

子どもの頃は1日がとても長く感じられたのに、大人になるとあっという間に時間が流れるのはなぜ? 時間の経過に関心があるときほど、時間がなかなか経過しないのはなぜ? などなど、時間に関する疑問や謎を、ジャーナリスト・池上彰が「時間学」研究者・一川誠にぶつけます。誰もが関心のある“時間の錯覚”を、図版やイラストを多用しながらわかりやすく解説します。

内容説明

楽しい時間はあっという間に過ぎるのに、退屈な会議は、なぜなかなか終わらないのか?大人になると、子どもの頃より、なぜ1日や1年が短く感じられるのか?子どもと大人によって感じ方が変わる「時間の錯覚」の謎に、「時間学」研究者・一川誠と、ジャーナリスト・池上彰が迫ります。忙しい現代社会で、時間とうまく付き合う方法も伝授!あなたも、時間を自由自在に調整できるようになる!?単行本に加筆・改訂して文庫化。

目次

第1章 ヒトはどうやって時間を感じているのか(大人になると、自分の中の時計が遅くなる;だれも知らない時間の本質 ほか)
第2章 文化がヒトの時間を作る(感動のゴールシーンを2度味わう方法;500万年に1秒しか狂わない時計 ほか)
第3章 カラダ時間とココロ時間(代謝は体内時計のペースを決める;朝イチの会議は3時間前に起きて臨め ほか)
第4章 子ども時間に比べて大人時間はなぜ速く流れるのか(子どもの頃の時間は充実していた;50歳の1年間=人生の50分の1!? ほか)

著者等紹介

一川誠[イチカワマコト]
1965年生まれ。1994年、大阪市立大学文学研究科修了後、カナダのヨーク大学研究員を経て1997年より山口大学工学部で講師、助教授を務める。「時間学」に興味を持ち、山口大学時間学研究所の活動に加わる。現在、千葉大学文学部行動科学科教授。山口大学時間学研究所客員教授。日本科学未来館「時間旅行展」、彩の国ビジュアルプラザ「BRAIN LAB展」などで心的時間に関する科学展示を監修

池上彰[イケガミアキラ]
1950年生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHKに入局。『週刊こどもニュース』の初代「お父さん」役を務め、わかりやすいニュース解説が大人からも人気に。2005年に独立。2013年、伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとむ

12
タイトル通りの疑問を年々強く抱くように・・・。本書にあるよう理由はいろいろあるにせよ、自分の場合は先々の時間を憂う傾向が強いからなのかな。そんな僕にぴったりの名言が巻末に紹介されていた。「未来がどうなるか、あれこれ詮索するのをやめよ。時がもたらすのが何であれ、贈り物として受けよ」。古代ローマ人のホラティウスの言葉だそうです。2015/11/28

C-biscuit

10
古本購入。最近、時間がゆっくり流れるようなったように感じている。もちろん、子供の時の感覚からは、早くなっているのだが、20代、30代に感じていた、どんどん早くなる感覚が確実に薄れている。そんなこともあり、この本を読む。内容は、対談形式を取っており、様々な実験から人が、物理的な時間と人との感覚のズレの本質に迫る内容である。この本は、大人になると遅く感じるのは、代謝が落ちてくるからという理屈である。時間を長く感じるためには、常に新しいことをし、刺激を与えることであった。気持ちの若さにも関係するように理解した。2015/11/30

復活!! あくびちゃん!

6
認知科学について書かれた本。ややタイトルからは離れた内容のため、そればかりを期待して読み始めると期待外れかも。今回、4色目の錐体細胞の話を初めて知ったが、4色もっている人は、“世界”がどのように見えているのだろうか。まだまだ分からないことは多いなぁ。。。2015/09/04

たみ

4
認知科学者・一川誠さんとジャーナリスト・池上彰さんの対談形式。表題のほか、時間に関する錯覚、時間と心理の関係、1分間健康チェックなど、内容は多岐にわたります。体感時間に代謝や空間の大きさが関係することを初めて知りました。時間を長く感じるため、新しいことも積極的に行っていきたいと思います。2020/06/26

Mitz

4
毎年感じる疑問が表題になっていたので、すかさず手に取ってしまった。まだまだ歴史が浅い“認知科学”、“時間学”がこの書のテーマである。表題の問いについては、身体の活動性(代謝)が“心理的な時計”に影響を及ぼし、それと“物理的な時計”との間に生じる相対的な差によって説明されていた。この説は前に聞いた事があったので特に目新しさはなかったが、様々な事例で、人間の感覚のメカニズムを垣間見た。興味深い内容ではあったが、無理に対談形式にしているような違和感が最後まで拭えず、結果としてあまり頭に残らなかった。少し残念。2015/08/31

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