内容説明
饗宴で出されるものには、すべて狙いがあった!「各国首脳を迎えて行う饗宴の目的とは?」「料理人・メニューはどうやって決められるのか?」「首相官邸での饗宴と宮中晩餐会の違いは?」といった素朴な疑問から、安倍、小渕、森、小泉、福田、鳩山、菅ら歴代首相による“おもてなし”の違いや、その狙いと効果にいたるまで、外交手段としての「饗宴」を解説する一冊!聞けば誰もが食べたくなるような豪華絢爛なコース料理や年代物のワイン、人間国宝が作った酒盃に最高のサービス…。さまざまな政治的意図とシグナルを読み解けば、その背景にある世界情勢、そして日本の外交戦略の真意が見えてくる!
目次
安倍首相のおもてなし
小渕首相―饗宴外交の神髄
森首相―沖縄サミット晩餐会
宮中晩餐会
小泉首相の「感動」饗宴
街中の饗宴外交
福田康夫首相とサミット
外国首脳が和食を選ぶ理由
日本ワインはいつから
民主党政権のおもてなし
アジアのワイン
農水省が参画した日本食の宴
「首相官邸の料理」で日本食文化を発信
食をともにする―独仏関係と日韓関係
著者等紹介
西川恵[ニシカワメグミ]
長崎県生まれ。1971年、毎日新聞社入社。テヘラン、パリ、ローマの各特派員、外信部長、専門編集委員を経て、2014年に客員編集委員に。国際政治・文化についてのコラム「金言」を毎週執筆。著書に『エリゼ宮の食卓』(新潮社、サントリー学芸賞社会・風俗部門受賞)など。フランス政府農事功労章、フランス国家功労勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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