内容説明
人工知能、モバイル管制…新しい技術がつまった進化する未来型ロケット「イプシロン」その開発の全貌とは?ロケット開発の常識をくつがえしたプロジェクトチームの挑戦の記録。
目次
1 世界の常識を変えろ!宇宙少年が目指したロケットへの夢
2 一度は辿りついた、「M‐V」という名の頂点
3 突然のM‐V引退 新しい時代の幕開け
4 だれでもロケットを飛ばせる時代へ…宇宙への敷居を下げる!
5 ロケット革命!イプシロンの目指す革新
6 イプシロンにみんなの夢をのせて
著者等紹介
森田泰弘[モリタヤスヒロ]
1958年東京都生まれ。1982年東京大学工学部航空学科卒業。1987年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。1988年から2年間、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学客員研究員として宇宙ステーション用ロボットアームの研究に従事。1990年旧文部省宇宙科学研究所(現JAXA)システム研究系助手。同年スタートのM‐Vロケット開発(主にシステム設計、誘導制御系)を主導。2003年7月から宇宙科学研究所教授。同年10月からM‐Vロケットプロジェクトマネージャ(開発責任者)としてJAXA統合後の同ロケットの打ち上げを指揮(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コロコロ
13
この分野の話は門外漢だが、ここまで突っ込んだ仕組みを書けば宇宙産業競争国の専門家であればかなり理解出来るのではないか。技術の流出にはならないかといらぬ心配をしてしまった。焼酎のラベルのパロディは粋ですね。新燃を呑みながら本書を読みたかった。失敗が許されない国家プロジェクトの長のプレッシャーとは想像絶するものだろう、2016年度のイプシロン2号機の打ち上げが楽しみだ。2015/10/15
スプリント
6
既存技術をコンパクト・低コスト化しながらも品質も維持する能力は日本の十八番だったことを思いださせる本です。2015/03/08
keisuke
5
図書館。本当に画期的なロケット。こういうのはやっぱり日本のモノづくりの力だなと思う。2020/09/15
EOL_st
4
衝動買いののち読了。 宇宙開発にはそれほど詳しくもないけれど、難しい用語や公式などは出てこなかったので、スラスラ読めました。 斬新すぎるアイデアが出てくるスタッフも、それを実現化させてしまうスタッフも凄い。とにかく全部凄い。 JAXAは世界一のロケットを創り上げたんです。二番じゃダメなんですw2015/01/07
Humbaba
3
ライバルよりもずっと少ない金額で成果を上げる。それを実現するためには、常識的な方法を選択することはできない。周囲がやっていない方法は性向の保証もなくリスクが大きい。しかし、そこでリスクを取ってでも進まなければ、絶対に勝利できないというもっと大きなリスクを抱えることになる。2016/06/02
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