内容説明
専門誌として異例の実売数を叩き出し、90年代のマット界において絶大な影響力を誇った『週刊プロレス』。黄金時代の同誌を率いた名物編集長が告白する虚飾のない「真実」の数々は、プロレスと専門誌が時代性を喪失するプロセスを残酷なまでに炙り出す。かつて誌面で展開した「金権プロレス批判」の欺瞞性を自ら認めた核心証言は、「真の総括」を希求した著者の決意に他ならない。
目次
第1章 『週刊プロレス』創刊
第2章 「破戒」編集長
第3章 SWS報道の真実
第4章 アンダー・テーブル
第5章 反転
第6章 地獄の季節
第7章 在りし日に寄せて
著者等紹介
ターザン山本[ターザンヤマモト]
1946年山口県岩国市生まれ。立命館大学中退後、1977年新大阪新聞社に入社。『週刊ファイト』記者となる。1980年、ベースボール・マガジン社に移籍。1987年より『週刊プロレス』編集長として同誌を20万部雑誌に押し上げ注目される。1996年、新日本プロレスの「取材拒否」をきっかけにベースボール・マガジン社を退社し、フリーライターとして活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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