内容説明
日本には一年を24に分けた二十四節気と、72に分けた七十二候があります。立春、啓蟄、立夏などおなじみのものから、「東風解凍(はるかぜこおりとく)」「菜虫化蝶(なむしちょうとかす)」など季節に合わせた風流な言葉で表現されています。本書では、季節の歌や俳句、時候の挨拶なども取り入れて、日本の季節と暮らしを感じることができるようになっています。オールカラーのイラスト満載。
目次
春―青春 青は春の色。(立春;雨水 ほか)
夏―朱夏 赤は夏の色。(立夏;小満 ほか)
秋―白秋 白は秋の色。(立秋;処暑 ほか)
冬―黒冬 黒は冬の色。(立冬;小雪 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤とんぼ
21
たくさんの人におすすめしたい本。この本は、四季折々にちなんだ短歌、和歌、俳句から、その季節の花鳥風月、祭り、食べものなど、イラスト入り、楽しい解説入りで読むことができます。一冊まとめて読むと、まるで一年を旅しているような感覚に陥りました。手元において、さらに季節ごとにじっくりと楽しみたい本でした。文庫でコンパクトなこと、お財布にも優しいことも気に入りました。2013/09/14
今夜は眠れない
1
参考に2017/03/16
春木
1
四季のうつろいが曖昧になっているからこそ、四季を大切にしたいなぁと思います。それにしても、四季折々を表現する言葉の美しいことといったら。こういう、四季を感じとる感覚を失いたくはないものです。2013/10/14