大英帝国衰亡史

大英帝国衰亡史

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569554761
  • NDC分類 233.05
  • Cコード C0020

出版社内容情報

  世界に覇を唱えた大英帝国。なぜ大国は滅びていったのか。ボーア戦争、第一次大戦等に潜む「精神的」要因を読み、緩やかで豊かな衰退の知恵を学ぶ。    

内容説明

大国はいかにして主役の座を降りたのか。衰退の運命に敢然と立ち向かい、美しく幕を引いた人物たちの生き様を通し、「滅びの理」を描き出す。

目次

第1章 「パクス・ブリタニカ」の智恵
第2章 エリザベスと「無敵艦隊」
第3章 英国を支えた異端の紳士たち
第4章 帝国の殉教者ゴードン
第5章 「自由貿易」の呪縛
第6章 「ボーア戦争」の蹉跌
第7章 アメリカの世紀へ
第8章 改革論の季節
第9章 悲しみの大戦
第10章 ロレンスの反乱
第11章 “バトル・オブ・ブリテン”、そしてフル・ストップへ
第12章 旗の降りる日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

14
大英帝国の歴史が時系列に書かれており、衰亡のターニングポイントは第一章でまとめられています。全体的にわかりやすいですが、第三章は話の筋からずれているように感じました。2021/05/13

スプリント

4
植民地に依存し不均衡貿易を推し進める国に永続的な繁栄はなし。EUから離脱したイギリスの行く末が気になります。2018/01/30

脳疣沼

3
読んでいるとドキリとする記述がいくつもある。大英帝国の衰退はアメリカの衰退とも重なるし、日本の衰退とも重なる。 大国は大戦争で滅亡することはないが、小さな戦争をきっかけに滅亡のコースに乗ることはあるという話なんかはイラク戦争を思い出させる。また、衰退期においては、リベラルの混乱が見られるというのも日本の現状と同じである。いつの間にか保守が改革派になり、リベラルはその真逆になる。現実を直視できずに理念と成功体験に引き摺られてしまうのだが、これは国際情勢を把握できずに憲法9条を信仰してる日本のことである。2015/05/26

くすりん

2
この本を読んで思った事。我々は、衰退先進国のイギリスから学ばねばならない。日本の第二次世界大戦における失敗の本質は良書とされるが、イギリスの衰退の本質を知らねばなるまい。第一次世界大戦のイギリスの失敗から何故日本は学ばなかったんだろう。世界の帝国が 如何に沈んで行ったか。そして、バトルオブブリテン後、イギリスはどうなったのか。日本は衰退発展途上国として、やはりイギリスに学ぶべきだ。それが今後日本を如何に立て直すかのカギがあると思う。イギリス史をもっと学びたいと思った次第。2023/04/09

Masaki Iguchi

2
・全盛期の大英帝国の老獪さたるや。 ・後世から振り返れば明らかにそれとわかる歴史の転換点であっても、当時を生きた人がそれを自覚するのは難しかった。 ・政治家やエリートなど、指導層の「精神の枯渇」により衰退が生じるとすれば、今の日本は随分前からそんな状態が続いているように思う。2022/02/26

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