内容説明
古事記・日本書紀のあらすじを追いながら、歴史、系譜、地理、思想などの背景知識を豊富な図解で解説。日本人にとっての「食とは何か」「死とは何か」など、伝統的な価値観、精神文化をわかりやすく読み解く。知識ゼロでも日本神話の世界を楽しめるように、イラストや4コマまんがで賑やかにページを展開。個性豊かな神々や天皇のエピソードは、どれも興味深いものばかり。日本社会の根幹ともいえる天皇の古代社会における位置づけも見えてくる。関連の神社古墳などの由緒とアクセス情報を巻末にまとめており、ポケットガイドとしての利用にもおすすめ。キーワード解説も充実。
目次
古事記・日本書紀のキホンがわかる!わくわく4コマまんが劇場
古事記・日本書紀の成り立ちと時代背景
第1章 神々が創造した日本―古事記・上巻
第2章 武力の時代―古事記・中巻
第3章 血をめぐる内乱―古事記・下巻
第4章 “国家”の誕生―日本書紀
神話の舞台を訪ねる神社・古墳探訪ガイド
神と歴代天皇の系図
著者等紹介
坂本勝[サカモトマサル]
法政大学文学部教授。1954年、鎌倉生まれ。法政大学文学部卒業後、専修大学大学院を経て、現職。専攻は上代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろかず
2
日本史に興味を持ち始め、段々と流れもわかってきましたが、やはり日本史の原点というべき「古事記」「日本書紀」を知らなくては!!と思い立ち、本書を手に取りました。すぐに理解するには難しいですが、大まかな流れはわかりました。知らないことばかりでした。登場人物(登場神?)が多すぎるのと、名前が長くて参りましたが…。古事記はおもしろく、もっと深堀りしていきたいです。まんがとあらすじでわかるという題名ですが、まんがはあらすじにも関係なく、いらないかな。2018/01/14
ひろただでござる
0
もう少し詳しく知りたくなるほど面白かった。国内向けと外国向けに分けたのかも?…というのはヤマトタケルの悲劇性でなんとなく納得できた…かも。重祚したのが二人もいた(しかも二人とも女帝)とか天之御中主神よりキャラの立ってる天照大神とか、女性の出番が多いと華やぎますなぁ。2016/12/13
pyonko
0
大筋を理解するのには良いと思う。 特に古事記の部分は分かりやすい。 入門用として良いのでは。 ちなみに漫画はほぼおまけ。2014/03/09
cucumber
0
雰囲気は把握できた。2013/07/21