内容説明
献上品の売買を行う鵙屋には、妖しげな品物を仕舞う「もののけ部屋」がある。そこでは、長い年月を経て霊を宿した“つくもがみ”たちが昼夜問わず大騒ぎ。蒔絵から飛び出した絵猫の三毛太や、三味線に宿った三味長老、一反木綿などのつくもがみが、町で起こる辻斬り事件や、店から家出した妖刀の行方捜しなど、妖狐オサキとともに江戸・本所深川の町を駆けめぐる。痛快妖怪時代劇。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年、千葉県生まれ。2010年に第8回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖・オサキ江戸へ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hirune
52
オサキも周吉ももののけ部屋の付喪神達に馴染んじゃって、すっかり仲間になっちゃった様子。その中の猫の絵の掛け軸の付喪神 三毛太の目線で語られる短編集。他者から見た周吉やオサキがちょっと印象が違うのが面白い。オサキがいつもやる気のない人でなしなのに、意外と周吉思いだったり、ふとした優しさを見せたり。内容は各話とも妖が絡むどこか温かい江戸の人情話しでした。2016/08/16
nana
27
図書館:前半ちょっと読みにくかったけど後半は一気に読めました。いきなり5巻を読んでしまいよく解らない(^_^;)2018/05/07
風里
23
オサキシリーズの短編集。 長さがまちまちなので読み応えもまちまち。 オサキ目線なのでシリーズとは違った感じで面白みはあった。2013/03/21
σ(-。-)
20
あれ?周吉?と、題名に、やっと気づいた。うじゃうじゃだったね。つくもがみたちの優しさに、ホロリとくる一冊。2013/01/19
さいちゃん
18
周吉の周りに「もののけ」が増えてきて、読んでてもワクワク。それぞれが個性的で、ツンデレ感満載で、続きも読んでいきたいです。2016/09/03
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