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内容説明
環境問題に対して、メディアの果たす役割は極めて大きいにもかかわらず、その実態について整理・分析した研究は少ない。本書は、そのような状況に鑑み、環境問題とメディアの関係について、様々な角度から検討を加える。
目次
第1部 環境メディアの理論と歴史(環境メディア研究の周縁とメディア・アジェンダ;公害問題とジャーナリズム―1970年の意味;地球環境問題とジャーナリズム―客観・バランス報道は何をもたらすのか;3.11後の環境ジャーナリズム―地球温暖化報道はなぜ後退したのか;放射性物質汚染とジャーナリズム)
第2部 各種の環境問題とメディア(「輸入された」地球温暖化問題―社会的な構築過程に見る外からの影響;地球温暖化へのメディア・アテンション―科学より重視される政治;環境NGOとメディア―気候変動法の制定過程におけるFoE UKのコミュニケーション戦略;気候変動におけるメディアと政策のはざま―ガバナンスの視座から再考するメディア言説の政治性;COP10・生物多様性の報道を振り返る―「地球生きもの会議」の不都合な真実)
著者等紹介
関谷直也[セキヤナオヤ]
東京大学大学院人文社会系研究科社会情報専門分野博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター特任准教授。早稲田大学大学院政治学研究科兼任講師(「環境メディア論」担当)。専門分野は社会心理学、災害情報論、環境メディア論
瀬川至朗[セガワシロウ]
東京大学教養学部(科学史・科学哲学分科)卒業。毎日新聞社編集局次長を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。ジャーナリズムコース プログラム・マネージャー。専門分野はジャーナリズム論、ジャーナリズム教育、メディア産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。