内容説明
京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり―。軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。
著者等紹介
岡崎琢磨[オカザキタクマ]
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿―また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。現在は寺院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
1123
何かと引っ掛けが多いのとやたら京都の地名を多様してるのが気になったがキャラは良かった。あと途中で誰が言ってるのかやどこで話してるのか分かりにくかった。読了後は無性に喫茶店でコーヒーを飲みたくなり早速喫茶店に行くほどコーヒーについて語られ面白かった。2012/11/03
ちょこまーぶる
838
珈琲が大好きだから珈琲の知識が増えた感じがする一冊でした。京都は珈琲の美味しい喫茶店が多いということを聞いたことがあるので、舞台設定が絶妙です。主人公のバリスタの推理は見事ですが、身近な出来事の推理という点に物足りなさも感じますが、喫茶店を舞台にしているのだから仕方ない気もします。小劇場とかで舞台化したら面白い作品になるんじゃないかなとも思いますね。それにしても、主人公のようなバリスタの淹れた珈琲を飲んでみたい気にさせられました。2012/11/03
射手座の天使あきちゃん
821
う~ん これDNA鑑定したら7割位の確率で「ビブリア・・・」と親戚ですよね! <(^_^; なんとなく栞子さんと美星さんのキャラ、カブってますものね(笑) ミスリードを誘って推理を複雑にする書き口は気になりますけど、美星バリスタの淹れたコーヒーを飲みながらもう一度ゆっくり味わってみたいですねぇ!! (^_^)V2012/11/17
た〜
779
お仕事系謎解き小説。ではあるのだけれど、あんまりお仕事している感じがしてこないような、謎解きも切れ味鋭く、とはいかないような気が無きにしもあらず。とは言え全体的にけっこう面白く、最後も綺麗にまとめてあるかな。2014/06/29
再び読書
767
個人的には消化不良な感が残った。アラビカとロブスタの違いがわかったのが収穫ではあったが、肝心の謎解きにイライラ感が募った。確かに 珈琲好きにとっては、猿によって醗酵?させる等面白い点は有ったが、話を紡ぐ感じが感じられなかったので、いまいち話にのめり込めなかった。続編もあるのは知っていますが、すぐ読みたい気持ちでは無いし、時間が空けばつながりがより希薄になるので、思い出しながら読むとのりにくいし、微妙な気持ちです。焦らずまた考えます。2014/04/01