内容説明
産めるの?産めないの?39歳4ヵ月からの不妊治療。出産のタイムリミットに背中を押され、不妊治療の世界に迷い込んだ夫婦の1460日。ブ厚い扉の向こうには何が?妊活女子のための、リアルエッセイwithコミック。
目次
不妊なの?(2008.03~09)
40歳の不妊治療(2008.10~2009.01)
初めて灯った光(2009.02~03)
不妊の迷宮(2009.04~08)
卵巣の余命とステップアップ(2009.08~10)
体外受精、初めての物語(2009.10~2010.03)
これからどうする?(2010.03~2010.08)
迷いのトンネルの中(2010.08~2011.02)
最終チケット(2011.02~2011.07)
さよなら、不妊治療(2011.07~2012.06)
シアワセノカタチ(2012.06~)
著者等紹介
ルミコ[ルミコ]
本名、島田宣子。1968年、富山県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーのライター/編集者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
7
願ったことが叶わないつらさや、その現実を受け止めるまでの葛藤に、胸が締め付けられるようでした。幸せとは「状況」が決めることではなく、本人の「気持ち」が決めること。他人がその人の置かれている「状況」だけを見て、あなたは幸せだ不幸だと決めつけてかかるのは、本当に下品なことだと感じました。2013/08/19
こぺたろう
5
副題が「39歳からの不妊治療」ということで、著者の実体験をまとめたものになっています。時々漫画が挿入されており、全体を通して、ドキュメンタリーを見ているようで心を打たれました。不妊治療後に特別養子縁組を望んでも、育て親の年齢の壁があり、高齢だと年齢要件が合わず叶わないことがあるのは、改善の余地があると思います。2018/01/10
りりあん
3
ブログは知らなかったし、少し前の本なので、現在の不妊治療のトレンドとは違うのかもしれないけれど、参考になった。不妊治療を始めた人の全てが、「紆余曲折はあったけれど、子どもが出来てハッピーエンド。大変なこともあるけれど子育て奮闘中☆」という結末ではないのだよなぁ。子どもを持つか持たないか、妊治療するかしないかを夫婦でフラットに話し合っておいた方がいいという意見は納得。なんかもう、不妊治療って珍しくもなんともない、普通に起こり得ることになってるんだろうな。2016/03/05
ユッキーさん
2
某ブログで紹介されていたので読んでみた。自分も2年前に病院に通い始め、先日ついに高度治療に踏み切った。この先どうなるかわからないけどこの本のおかげで夫婦2人でも家族であることを改めて感じられた。5年以上前の本なので多少古い情報もあるとは思うけど、治療への姿勢や心の変化がとてもよくわかり、自分のこれからに対する覚悟ができた気がする。不妊治療がらみの本はいろいろ読んでいるけど、ポチ子さんの「コウノトリのかくれんぼ」とこれは読んでおいた方がいいと思う。2018/08/29
ybhkr
2
旦那さんに対してかなりもやもやした。そして養子ってそんなに年齢制限あるのか!とびっくり。養子もらったご夫婦を知っているけどブログ見るまで気づかなかった。赤ちゃんから育てているということもあると思うけど、普通に親子。不妊治療をはじめる平均的年齢を考えたら養子制度の年齢引き上げってもっと視野に入れてもいいんじゃないかと思う。あと、ブログで発表することで外野の声がすごいな。それでも発信し続けることのすごさ。あと、著者より旦那さんのほうが子供を望んでいるのでやめ時がわからないのがつらそうだった。2015/05/29