内容説明
皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムは、ついにヒルデガルド・フォン・マリーンドルフを皇妃として迎えた。さらにヒルダの懐任が発表されるにいたり、帝国全土は歓喜の色に染まる。しかし、ラインハルトは原因不明の高熱で寝込むことが増え、ヒルダと周囲を心配させる。一方、イゼルローン共和政府の軍事指導者となったユリアン・ミンツは惑星ハイネセンで勃発した共和主義者の叛乱を支援するため、帝国と一戦交えることを決める。民主共和主義の芽を守るべく、最後の戦いが始まる―。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年10月22日生まれ、熊本県出身。1978年に第3回幻影城新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
64
全10巻完読。 個性的な人物が山ほど(650人?)出てくる中で、陰険嫌われ者のオーベルシュタイン元帥がなぜか好きだったのだが、作者もそうみたい。 団塊ジュニア世代に人気のある小説らしく。2021/10/15
なつりか
8
★★★★★ 全巻読み終えて、読んでよかった2021/11/26
ekoeko
6
ラインハルトがあっけなく病死。更にオーベルシュタインもあっけなく死ぬとは。「助からぬものを助けるふりをするのは偽善であるだけでなく技術と労力の浪費だ」なんて彼らしい。オーベルシュタインには嫌悪感しかなかったけど段々と悪意だけの人ではないと思うようになり「皇帝が個人的な誇りのために将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある」と言った時には他人の憎悪を買う役の損な人なんだなと気の毒に。皇妃に宇宙統一なんてできるのかな?それにしてもわけありの一歳過ぎの幼児に生後二か月の乳児に友達になれとか忠誠を誓わせるとは。2019/02/14
ちゃちゃ
4
カリンさんの最後の、「たったそれだけ」に全くもって同意。たくさん死にすぎだよ。でも、そうしないと人間はわからないんだな。2023/12/25
中島直人
4
(図書館)読了2020/08/01