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内容説明
コミック&イラストで綴る“ある宇宙”の物語
青い夢幻世界に誘われるような作品がSNSで話題。ハマる人続出中の注目のクリエイター坂月さかなの商業初作品集。大幅に加筆修正をした同人誌発表作品に加え、パイコミックスでのWEB連載『星旅少年 塔に登る』、新規描き下ろしイラスト+ストーリー『トビアスたちの旅』等を256ページのボリュームでお届けします。漫画・イラスト・イラスト+ストーリーで綴る、静かで優しくて、どこか切ない、時代を跨ぐ4つの「ある宇宙」の旅の記録をお楽しみ下さい。
~本書 あとがきより抜粋~
4年近く前から「ある宇宙」の風最や物語を描き続けてきました。
この作品集では、異なる時代の風景を「星旅風景」 「不眠少年 月へ行く」「星旅少年」「トビアスたちの旅」の4つにわけてまとめています。
未知の風景を小さな窓から眺めるように、色々想像しながら楽しんでもらえたら嬉しいです。
著者:坂月さかな
著者プロフィール:イラストレーター・漫画家。「ある宇宙の旅の記憶」をテーマに、孤独で静謐な世界を優しい筆致で描く。最近のお仕事『2020年のゲーム・キッズ→その先の未来』装画、『少女終末旅行 公式アンソロジーコミック 2』寄稿、ロックバンド 長靴をはいた猫『慟哭する夜の底で』アートワーク。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mukimi
111
青く静謐な宇宙のおはなし。とくに、幼い頃に夢で行ったことがあるような気のする建物と部屋のイラストが本当に素敵で、記憶の奥の安全基地にたどり着いたような懐かしさを覚える。そこではゆっくり呼吸することができる。この本を読みながらまどろめば、この建物へ遊びに行けるかな。2022/02/13
ゆのん
69
青を基調とした綺麗で可愛らしいイラストが素敵。宇宙と水が沢山描かれていて空間を広くとっているのが、美しくも静かさと寂しさを感じさせる。2021/06/01
ポルコ
37
可愛らしいイラストに惹かれて、ついつい衝動買いしたら、漫画も短編ストーリーも切なく初々しく、心温まってしまった。2021/05/24
あじ
28
少年“星旅人303”の心象風景は、宇宙(そら)の青と影法師の青が、凪いだ線と交わす記憶だった。静寂のイルミネーションが私の心に灯る。星屑の砂浜に残る彼の流線は鳴り砂のようにキュウキュウ切ないけれど、交信は途絶えない。クリエイター坂月さかなさんの初作品集。◆カシワイさん、コマツシンヤさんが好きな方にお薦めです。2021/04/20
かなばる
23
「青」と「寂しさ」が印象に残った一冊。終わりがくることは寂しいのに、終わりがないことも寂しい。身体があることは不自由なのに、身体がないことも不自由に感じる。「人間は身勝手だなぁ」と思いつつ、その身勝手さを綺麗なイラストと世界観で上手く包んでくれている。あと、ゴーストくんが可愛い(笑)2024/07/16