出版社内容情報
ここ数年、コロナ禍やGIGAスクール構想などにより、授業の姿は大きく揺れ動いた。今求められる主体的な学びにおいて、教師の立ち位置を問い直す。教師の役割を「11の指導」として具体的に紹介し、明日への授業を考える。
内容説明
「内容を教える」「正誤を判定する」を超えた、自律を促し支える教師の役割・まなざしのあり方とは…
目次
序章(主体的という言葉に乗じて、“浅い学び”にとどまっていませんか?;“活動”から“思考の深まり”、さらに“自律性の涵養”へ)
第1章 子どもたちに将来求められる学力(世の中の知識観が変わってきている;AIに勝る人間の能力こそ)
第2章 主体的な学びを支える教師の存在―主体的学習における教師の11の指導(教えることを問い直そう―これからの教師の“指導”とは)
第3章 主体的な国語科学習を支える教師の「指導」―“学習”のための“指導”を(授業づくりの前提として―“主体的・対話的で深い学び”を生む土壌づくり)
第4章 主体的な学習をどう評価するか―「学習のための評価(assessment for learning)」へ(戦後の主体的学習で起きたこと―“単元学習で力がつくのか”;子どもの自律的な学習と連動する評価―誰のための評価か)
著者等紹介
勝見健史[カツミケンジ]
1963年神戸市生まれ。兵庫教育大学大学院学校教育研究科教育実践高度化専攻教授。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(博士・教育学)。公立小学校勤務後、神戸大学発達科学部附属住吉小学校文部教官教諭、京都ノートルダム女子大学心理学部心理学科学校心理専攻助教授、を経て現職。専門は国語科教育学、教育方法学(評価論)。文部科学省検定教科書「新しい国語」編集委員(東京書籍)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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