内容説明
和の技術のひとつ「弁当」をテーマに、日本の文化に親しみながら、楽しく知識を深められる本です。おもな弁当の種類を知り、さらに日本の各地域の特色ある弁当を見て、日本の弁当の豊かさを学びます。昔から受けつがれてきた弁当づくりのスゴ技を、老舗弁当店や駅弁店を通して知り、さらに家庭の弁当づくりを助ける便利なグッズを見ていきます。江戸時代に使われてきた手のこんだ弁当箱と、今の機能性にすぐれた弁当箱やエコを意識した弁当箱を紹介します。外国でつくられる弁当にはどんなものがあるのか見てみましょう。国際Bentoコンテストの作品も紹介します。子どもが献立づくりから買い物、調理、かたづけまですべて自分でおこなう「弁当の日」について、どんな様子か見てみましょう。「もっと弁当を知ろう」では、おもに日本で発展した弁当の歴史や進化や、弁当にかかわる仕事につく方法など、さらに深く弁当を学んでいきます。
目次
弁当の世界へようこそ
弁当の技を見てみよう
昔と今の弁当箱いろいろ
世界の弁当を見てみよう
「弁当の日」を楽しもう!
もっと弁当を知ろう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
薄い本ですが読み応えがありました。日本各地の駅弁が紹介されていて、大好きなのが2個も載っていました。ああ、食べたい。徳島県で江戸時代から続く子ども用の弁当として「遊山箱」があり、桃の節句に子どもたちが男女共に「遊山箱」を持って、野山に遊びに行く風習があったそうです。写真もあってステキ。また2001年に香川県の小学校で始まった「弁当の日」子どもだけで献立、買い出し、調理、弁当詰め、片付けをする!素晴らしい。そして江戸時代に始まった「花見弁当」の「提重箱」が機能的かつ美しい芸術品のようでした。お弁当万歳!2025/04/30
さばずし2487398
28
子供向けの薄め図解本だが面白かった。弁当は日本発祥でありbentoという言葉で海外にも定着しているほど。縄文クッキーに始まり弥生時代には初のおにぎりが登場、弁当という言葉は安土桃山から。老舗弁当屋の料理技、華やかな引出し式弁当箱の紹介も素敵。ある小学校では生徒が献立、買出し、盛り付け、料理全てを自分でやって持って来る「弁当の日」があるそうな👀自分でやるから自活力がつくでしょうという先生のお言葉が刺さる。は、はい!見た目、食べ易さ、日持ち、栄養。あらゆる面が工夫されているお弁当文化。改めて素晴らしい😍2022/08/16
たまきら
27
我が家は全く縁のないキャラ弁…世界に羽ばたいているとは知りませんでした…。2021/07/21
きっちんきりん
6
行楽弁当にかける日本人の情熱すさまじい…! 歴史から作り方まで、面白かったです。 弁当好きの6歳息子も「なんか面白そうな本借りてきたね…」と興味津々で読んでました。 なぜかアプリから登録できなかったのでウェブから登録。 2023/10/02
海戸 波斗
0
各国の弁当って載せちゃうと…えっって感じ。日本の弁当文化を各国の人が真似したことをコンテストしました。ってしっかり書いて!撮影用のお弁当は蓋しまらんぞ。小学校のお弁当の日ってブルジョアね。晩御飯が菓子パンなのに、どうフォローしてくれるの。義務教育って施しを受けるってことって思ってたけど違うのかな。親がポンコツの子どもがかわいそうじゃん。すっきり峠の釜飯のヒストリーにしとけば良かったのに、まとまらなすぎだわ。これを小学校の図書室で読んじゃう子どもが気の毒。2021/09/10