アルファを求める男たち―金融理論を投資戦略に進化させた17人の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492654279
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3033

内容説明

合理的経済人モデルへの行動ファイナンスからの挑戦、ノーベル賞経済学者たちのエンジニアへの転身、アルファを求めてしのぎを削る巨大な機関投資家…彼らはいったいグローバル金融市場に何をもたらすのか?資産運用理論の伝道師、ピーター・バーンスタイン最後の著作。

目次

キャピタル・アイデアのその後
第1部 行動ファイナンスからの攻撃(そんな頭脳を誰が設計できるのか?;行動ファイナンスの奇妙なパラドックス―「新古典派理論は人喰いザメの理論だ」)
第2部 理論家たち(ポール・A.サミュエルソン―偉大な経済思想家;ロバート・C.マートン―「リスクは付属品ではない」 ほか)
第3部 実務家たち(バークレイズ・グローバル・インベスターズ―「我々の事業は福音伝道師のようなものだった」;イェール大学寄贈基金 ほか)
第4部 キャピタル・アイデアの将来(何も静止してはいない)

著者等紹介

バーンスタイン,ピーター・L.[バーンスタイン,ピーターL.][Bernstein,Peter L.]
1919年ニューヨーク生まれ、ハーバード大学卒業後、ニューヨーク連銀を経て、空軍大尉として欧州に従軍。戦後、ウィリアムズ大学で教鞭をとった後、1951年投資顧問会社バーンスタイン=マコーレーに勤務。1973年にピーター・L・バーンスタイン社を設立し、機関投資家や事業法人を中心にコンサルティング活動を続ける。1974年に『ジャーナル・オブ・ポートフォリオ・マネジメント』誌を創刊し、編集長を長年務める。2009年6月逝去

山口勝業[ヤマグチカツナリ]
1955年生まれ。1979年一橋大学社会学部卒業。1986年イェール大学経営大学院修士、2008年専修大学大学院博士(経済学)。日本ファイナンス学会常任理事、行動経済学会常任理事、日本証券アナリスト協会試験委員。1979年日本長期信用銀行入行。LTCB‐MASインベストメント・マネジメント、長銀投資顧問で株式ファンド・マネジャーを務め、2000年よりイボットソン・アソシエイツ・ジャパン(株)代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fragro

2
「市場に勝てないって?」、「『経済学』の前提たる合理的な人間て?」といった何か小骨のようなものが普段から引っかかっているひとならグイグイ読める”17人の物語”。経済学の大御所まで歯が全裸の言動など、生々と人物像が描かれるけれど、全体に嫌味はない。著者は2009年に亡くなっているが、更にまた続編を読みたかったと思わされる。2023/03/22

disktnk

2
伝統的投資術から、金融工学、行動経済学など、投資に関わる理論がめまぐるしく変わっていく中、はっきりと変わった部分、全く変わらない部分をわかりやすく整理できる。出版当時(2007年)の流行がわかり、特にアクティブ運用を取り入れて、実際に結果をだしている理論家のインタビューは面白い。オルタナティブ投資はサブプライムショックでかなり当時と事情が変わっているはずで、著者には"その後"の流れも書いて欲しかった(著者は2009/6没)。2015/10/17

numainu

1
評価D2018/11/07

多分、器用です

1
金融理論によってαを求める学者、実践家たちの試み。金融用語が普通に使われていて分からない人には厳しい。αというの効率的ではない部分、つまりある種の歪みのことなので、すぐに適性化されてしまうものだが、それを得るためにどのような理論が構築されてきたのか。金融市場を毛嫌いしているような人が創造するような金儲けの話ではなく、純粋な理論の話。表紙にフェルメールの天文学者が使われているのも納得。2013/01/29

T2T3

0
βに関する前著と同じく門外漢には難しい。でも、読むべき価値はあると思う。ただ前著に比べると幾分キレが悪いような...?2017/06/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/248802
  • ご注意事項

最近チェックした商品