内容説明
新時代のリーダー、勇気の書。議会・メディアとの対立、YouTube、SNS…注目を集め続けた異色の市長が語る、新しい挑戦に一歩踏み出すためのヒント。
目次
第1章 すべて自分で選ぶ(この機を逃してはいけない;戦略のない覚悟は「無謀」 ほか)
第2章 役割を引き受け、責任を果たす(それぞれの立場に相応しい行動を選択する;本来なら手本になるべき大人が、若い世代の邪魔をしてはいけない ほか)
第3章 対立を恐れない(おかしいことはおかしいと言い続ける;対立は本来あるべきもの ほか)
第4章 変革を起こす(何もしなければ滅びるだけ。安芸高田市を「続ける」には「変える」しかない;自分の生き様を守るためなら、人は動く ほか)
第5章 戦略的に突き進む(迷うのは、戦略が固まっていないから;作戦の難易度を正しく設定せよ ほか)
著者等紹介
石丸伸二[イシマルシンジ]
安芸高田市長。1982年生まれ。広島県安芸高田市吉田町の出身で、吉田小学校、吉田中学校、広島県立祇園北高等学校を経て、京都大学経済学部を卒業。2006年に三菱UFJ銀行へ入行し、経済を分析・予測する専門家(アナリスト)として勤務。為替アナリストの初代ニューヨーク駐在となり、4年半にわたってアメリカ大陸の主要9ヵ国25都市で活動。2020年8月に安芸高田市長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
78
アナリストらしい合理的且つリスクヘッジに基づくリーダー像を読ませていただきました。一方で、ロジックとリスクヘッジだけであれば容易ですが、そこに「覚悟」を入れることで行動へと結びつく。そして「覚悟」こそ容易ならざるモノ。2025/02/14
ネロ
17
2024年5月発行と、著述している時は都知事選にまだ立候補をしていない。市長選立候補から市議やメディアの対立などを通し、石丸氏ならではの覚悟と論理が綴られる。 /『覚悟』とは精神論や感情論で決まるものではない。リスクとリターン、損失と利益を冷静に分析し、やった方が得であると判断でき、おのずと決まっていくもの。"損失が限定されていて利益が大きい、こういう勝負は迷わずやるべき" /なるほど、あの冷淡とも思える言動は、著者本人である個の利益量よりも市民の利益量の方が大きいという考えのものから生まれているのか。2024/08/03
はるき
17
一躍時の人になった著者。好き嫌いが激しく分かれるタイプですが、舌鋒鋭い姿勢は戦略か否か。個人的には、部下のミスをネットで公開する上司は嫌だな。2024/07/14
モーモー
16
元安芸高田市長石丸伸二さん本。都知事選前に発刊され、都知事での施策等書いてあるかと思ってましたが、安芸高田市長時代の話しでした。 賛否両論のある人物ですが、なあなあになっている議会運用の場を公の場で議論すべきという流れをつくってくれたことは評価したい。 YouTubeチャンネル収入、この本の印税も安芸高田市の収入になるとのこと。 これからも期待したい人の一人です2024/08/18
mim42
15
著者が安芸高田市長だった時代が既に遠い過去のように感じます。切り抜き職人の作品を楽しませてもらっていました。まさにエンタメ化された政治を楽しんでいました。「消費」していたのかもしれません(が、その言葉は嫌いですしイデオロギー的です)。さて、本の中身ですが,私にとっては至極当たり前のことがとても分かりやすく書かれています。政治の世界と民の世界の常識がこんなに乖離してるのか、と考えさせられます。責任、選択、変革、戦略、対立、のような単語がキーワードとなります。1日、或いは2,3日もあれば読めてしまうでしょう。2024/06/24
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- 和書
- 墓碑銘 講談社文芸文庫