スマホ時代の哲学―失われた孤独をめぐる冒険

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

スマホ時代の哲学―失われた孤独をめぐる冒険

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5変判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784799329139
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

編集者の推し本


「ディスカヴァー・トゥエンティワン」のnoteでは、
各書籍の担当編集者による、熱い「推しポイント」をご紹介しています。
こちらからご覧ください!(外部サイトに遷移します。)
スマホ時代の哲学―失われた孤独をめぐる冒険

内容説明

「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取り巻く不安や退屈、寂しさを埋めようとしている。そうして情報の濁流に身を置きながら、私たちが夢中になっているのは果たして、世界か、他者か、それとも自分自身か。そこで見えてくるのは、寂しさに振り回されて他者への関心を失い、自分の中に閉じこもる私たちの姿だ。常時接続の世界で失われた“孤独”と向き合うために。哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。

目次

第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方
第2章 自分の頭で考えないための哲学―天才たちの問題解決を踏まえて考える力
第3章 常時接続で失われた“孤独”―スマホ時代の哲学
第4章 孤独と趣味のつくりかた―ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話
第5章 ハイテイションと多忙で退屈を忘れようとする社会
第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル

著者等紹介

谷川嘉浩[タニガワヨシヒロ]
1990年生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科特任講師。哲学者ではあるが、活動は哲学に限らない。個人的な資質や哲学的なスキルを横展開し、新たな知識や技能を身につけることで、メディア論や社会学といった他分野の研究やデザインの実技教育に携わるだけでなく、ビジネスとの協働も度々行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

78
哲学を学んでみたい人やスマホ時代における哲学について知りたい人におすすめの本になっている!久しぶりに読んでいておもしろくなおかつ考えさせられるものになっている。まずいまの世の中はあらゆるときでもインターネットに繋がっている。いわば常時接続の時代と呼んでいる。誰とでもいつでも繋がっていられる世の中なのになぜ人は寂しさを感じるのか。それは繋がっていられるからこそできない「孤立」と「孤独」が足りないからである。著者はその問題をエヴァなどの例えを出しながら論じているため面白い。モヤモヤを大切にしたい!2023/02/14

tamami

61
帯に「つながっているのに寂しい「常時接続の世界」を生き抜くために。」とある。スマホを使いこなしているとは言いがたい自分にとっても、スマホ以前と以後では人と人の関係や人間の生き方が劇的に変わりつつあることは実感するところだ。会いたいと思えば即誰とでも繋がり、何か知りたいと思えば瞬時に示される。そしていいねやポイントの多寡で一喜一憂する。しかし、それでは人生は世の中の有象無象を写す鏡に過ぎなくなってしまう。本書は哲学の方法を駆使して、自分を取り戻すための道筋を示す。新機軸?特典として購入者限定の読書案内付き。2023/05/29

ta_chanko

35
常時接続できるスマホ時代の哲学。きちんと孤独と向き合い、自分の中の他者と対話し、純粋に愉しめる趣味をもつ。安易にSNSで他者とつながることで寂しさを紛らわせるのではなく、安直な自己啓発で思考や物事を単純化するのでもなく。モヤモヤ・消化しきれなさ・難しさを抱えながら、自分や世界の複雑さをそのまま受け入れて、ネガティヴ・ケイパビリティを育んで生きていく。人生は複雑で難しく、多忙で退屈で、そして面倒くさい。でも、だからこそ面白い。そう思えるように生きていこう!2023/05/21

水色系

29
読むのに時間がかかっちゃったなあ。スマホを駆使し、時間を奪われてしまい、結果、自分に向き合えなくなってしまっている。これ、私にもいえること。とっても。 自分と向き合うときは、こうでなくちゃならないというふうに決めつけず、モヤモヤ(複雑さ)を抱えたままでいることを受け入れるという、ネガティヴ•ケイパビリティ。その考え方があるということに救われたような気持ち。【いわた書店一万円選書2冊目】2023/07/30

まいこ

26
モヤモヤし消化できない部分が多いけど、それで良いと思った。安易に理解した気持ちでいるとゾンビ映画のモブキャラのように死んでしまう。 スマホで細切れのタスクを反射的に追うのは貧乏ゆすりやニキビ潰しと同じ「自閉接触ポジション」という話が面白かった。スマホの中の情報や繋がりも細切れの高速回転だけど、ポストフォーディズムの社会もそうなのかも。変化が速く、知識も技術もすぐに陳腐化してしまい、FOMOに駆動される。情報の濁流に飲み込まれそうだ。かといって遮断して自分の声だけを聞けば自己完結の一人エコーチェンバー、大変2023/08/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20356917
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。