出版社内容情報
総論 宗教の融合と分離・衝突…伊藤 聡/Ⅰ 融合する神と仏(因果応報教説としての仏教とその東流…曾根正人/奈良・平安時代の神仏融合…吉田一彦/陰陽道と呪符と東アジア…水口幹記/修験道の成立―仏法としての正統性を支える論理・言説・書物…川崎剛志/中近世の「神道」…伊藤 聡)/Ⅱ 葛藤する諸宗教(入宋僧による新仏教運動の歴史的意義…大塚紀弘/身体生成をめぐる思想と中世仏教―五蔵観・魂魄・胎内説…高橋悠介/排仏論・護法論・三教一致論―十七世紀から十九世紀…森 和也/近世・近代における反キリスト教論の系譜…狹間芳樹/国教問題と近代日本―神社-ネオ国教論の形成と展開…畔上直樹)
内容説明
仏教・神道・キリスト教をはじめ多様な宗教が併存する日本社会。他の信仰に対する寛容さを持つ一方、排他的な志向や事件も繰り返されている。古代から現代まで、さまざまな宗教・思想・信仰の融合と葛藤の軌跡を辿る。
目次
1 融合する神と仏(因果応報教説としての仏教とその東流;奈良・平安時代の神仏融合;陰陽道と呪符と東アジア;修験道の成立―仏法としての正統性を支える論理・言説・書物;中近世の「神道」)
2 葛藤する諸宗教(入宋僧による新仏教運動の歴史的意義;身体生成をめぐる思想と中世仏教―五蔵観・魂魄・胎内説;排仏論・護法論・三教一致論―十七世紀から十九世紀;近世・近代における反キリスト教論の系譜;国教問題と近代日本―神社‐ネオ国教論の形成と展開)
著者等紹介
伊藤聡[イトウサトシ]
1961年、岐阜県に生まれる。1996年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、茨城大学人文社会科学部教授、博士(文学、早稲田大学)
吉田一彦[ヨシダカズヒコ]
1955年、東京都に生まれる。1986年、上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学、大阪大学)。現在、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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