内容説明
時代の波にのまれて置き去りにされるか?波頭を自ら切り拓けるか?鍵となる「思考」には、新陳代謝が必要だ。新時代のビジネスパーソンに贈る異次元の成長を楽しみ続け「10X人財」となるための思考のイノベーションを導く手引書。
目次
はじめに 思考の冒険
第1部 思考法の進化(ロジカル・シンキングの限界;デザイン・シンキングの罠;システム・シンキングの可能性)
第2部 異次元へのワープ(3つのマクロトレンド;5つのパラダイム・シフト(PS:軸ずらし))
第3部 組織と仕事の未来(進化する組織;ライフ・シフト、ワーク・シフト)
第4部 異次元思考への道(思考の新しい地平;目指せ、10X人財)
著者等紹介
名和高司[ナワタカシ]
京都先端科学大学教授。一橋ビジネススクール客員教授。東京大学法学部、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。三菱商事を経て、マッキンゼーで約20年間勤務。デンソー(~2018年)、ファーストリテイリング(~2022年)、味の素、SOMPOホールディングス(いずれも現在も)などの社外取締役、朝日新聞社の社外監査役を歴任。消費者庁「消費者志向経営賞」座長。ボストン・コンサルティング・グループ(~2016年)、インタープランド、アクセンチュア(いずれも現在も)などのシニアアドバイザーを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miohaha
5
ウェブマガジンサイトで紹介されていたのを長らく積ん読していました。興味深い内容が盛りだくさんです。文章も非常に読みやすいのですが、とにかく情報が多くて、読了までかなり時間がかかりました。企業の成長を10倍に飛躍させる思考法ということでしたが、最後は生き方そのものについての指南に。気になるところに付箋を貼ったら付箋だらけに(苦笑) 全体を再読する体力はないけど、付箋のところは見直してみようかな…。2024/04/04
Cozy
3
冒頭ではこれまでのイノベーションの潮流の歴史を明快に解説。とても分かりやすく楽しみながら読むことができた。従来の延長ではないバックキャストの活動を進める中で「10X」といった大きく描いて大きく動いて大きく成長・成果につなげていく考え方(ムーンショットやOKR,DACO・・・)とその要諦はとても参考になった。今後の経営に取り込んでいきたい。2024/04/16
そぉ
2
☆4 個別個別のトピックとして勉強になることは多かった ・ロジカルシンキングのみでなく、デザインシンキングも必要。 ・デジタルはツールでしかない。デジタルのみでは模倣可能であり、デジタルを物にトランスフォームする。 ・PDCAではスピード感が遅い。 ・プロダクトアウトは非顧客の領域をさまよう。マーケットインは既顧客の領域に安住する。マーケットアウトで新しい未顧客の領域を切り開く 全体の主張は読み切れなかったので、次の機会に。 2024/12/07
Mike
2
これまでの著者の作品と半分くらいは重なるが、経営者の視点で腹落ちする事や参考になる点も多い。2023/10/29
hinotake0117
1
安宅和人氏の著書にあたったりすると頭のいい人はこう考えられるんだなあというのを感じたりするが、この書もまさにそうしたものが感じられる。 ライフシフトの考え方も取り入れ、パーパス(志)が大事なのがコアかと。2024/05/03