目次
１ 脳科学から考える人間の心理
２ 無意識の影響力
３ 幸福の心理学
４ 自分を理解するための心理学
５ モチベーションの研究
６ 私たちが愛する理由
７ ビジネスに効く心理学
著者等紹介
バトラー＝ボードン，Ｔ．［バトラーボードン，Ｔ．］ ［Ｂｕｔｌｅｒ‐Ｂｏｗｄｏｎ，Ｔｏｍ］
ノンフィクション作家。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、およびシドニー大学卒業。シリーズ第１作の『世界の自己啓発５０の名著』はさまざまな賞を受賞し、自己啓発の“最高の入門書”と評された。現在、イギリスとオーストラリア両国を拠点に活動している
米谷敬一［コメタニケイイチ］
１９５３年生まれ。東京外国語大学ロシア語科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとう
32
古今東西の心理学本から、脳科学・無意識・幸福・自己理解・モチベーション・愛・ビジネスをテーマに選抜。一冊につき数ページと極コンパクトに要約、なおかつ著者の見解が添えられており、心理学の概観を知るにはうってつけのガイド本。小難しい古典から、現代のベストセラーまで網羅されているので、学問の変遷や社会の流れを垣間見ることもできる。また、研究者の個人史に言及する部分もあり、読み物としても面白い。高尚な井戸端会議とでも表現したくなるような、多様性と親しみやすさを感じる本。2020/01/04
かわうそ
26
★★★★★ 面白い。「男の場合、妻が美人色々と「サービス｣をしてくれるほど結婚の満足度は上がるが、女はなんと、アンケート調査が行われる日に夫が優しくしてくれるだけで満足するらしい」女性が究極的に男に求めるのは優しさであるらしい。どうやら男と女性では脳自体にかなりの差があるらしいということは近年明らかになってきている。それにも関わらずフェミニストが主張する平等至上主義には疑問を感じる2021/09/14
e
13
とりあえず心理学やりたいと思ったので読んでみました。心理学の変遷も学べましたしいくつか深堀りしたい本も見つけられてよかったです。これからも辞書的に使っていきたい一冊2020/11/30
たくみくた
7
41冊目。心理学についての名著のポイントをぎゅっと凝縮してくれた本。改めて、人材育成や組織開発は心理学と大きく関わっているなと思った。特に印象に残ったのは、アテンディングー集中して話を聞くこと。人間のコミュニケーションの85%は非言語的なものだと推定されている。だから、相手に｢関心を向けて｣話を聞く傾聴法が不可欠になる。よそ見をせずに、姿勢、アイコンタクト、体の動きなどで｢身を入れて聞いている｣と相手に伝えるべき。2020/06/13
aiken
5
2019年の本。心理学がぎっしりコンパクトにまとまっていた。一時資料を読むことの大切さが分かったが、同時にその読みにくさもなんとなくわかった。こういう要約本の大切さも分かった。年代別にはなっていないので、最新の心理学までを経緯的に理解することはできなかったが、もう一度心理学史を読んでみようと思った。何気にずーっと読んでしまうのが本書の特徴で、途中でいろいろ調べ出してしまうので、全部読むのに時間がかかった。2023/04/14
