- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
オスロの山中で見つかった六歳の少女の首吊り遺体。少女の首には「ひとり旅をしています(アイム・トラベリング・アローン)」のタグがかけられていた。鷲のタトゥーの男、謎の宗教団体、忌まわしい過去…。それぞれの物語が複雑に絡み合い、ひとつにつながっていく。謎が謎を呼ぶ難事件に、オスロ警察殺人捜査課特別班が挑む!
著者等紹介
ビョルク,サムエル[ビョルク,サムエル] [Bjork,Samuel]
ノルウェーの小説家、脚本家、シンガー・ソングライターであるフローデ・サンデル・オイエンのペンネーム。ミステリ第1作『アイム・トラベリング・アローン』はノルウェーの書店大賞にノミネートされ、ドイツの“デア・シュピーゲル”誌のベストセラー・リストで1位を獲得するなど、世界的なベストセラーとなる。現在はノルウェー・トロンハイムに暮らす
中谷友紀子[ナカタニユキコ]
神奈川県生まれ。京都大学法学部卒業。ミステリ小説の翻訳を中心に手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
95
シリーズ次作にいくまえに、内容を思い出すために再読…のつもりが、ほぼまるっきり忘れていたようだ。色んな謎がバラバラにあり、それがどうつながるかを考えながら読む楽しさがあるが、ミアの病み方が非現実で、魅力を感じられず…。シリーズとして追いかけるのは、やめようかな。 2021/03/10
あさうみ
49
楽しく読みました。怪しいひと大集合でしたけど、このうちの誰が…と作者の術中にずぶずぶハマる。キャラも良く、ただ個々の特技…数学オタクとかあまり発揮されてなくてアレ!?(笑)最後駆け足なのが玉にキズ。少女を助けるネグレクトされてる青年とかじっくり見たかった。いや、読む価値ありましたよ!続編も楽しみ。出版されて嬉しい。2019/04/14
yoshimi
22
かなりのボリュームだったけど、そんなことを感じさせない面白さだった。北欧らしい重く暗い社会背景と事件に、個性豊かなオスロ警察の面々が挑む。続編も出ているのでそちらも読みたい。ちなみにディスカヴァー文庫というレーベルは初めて読んだけど、翻訳物にありがちな細かい字がビッシリ!ではなく、フォントが大きめなので読みやすかった。2019/07/17
只三郎
20
6歳の子供が殺害される事件が発生。しかも、その遺体には何か意味がある格好をさせられていた。 その事件を追うのはオスロ警察殺人捜査課の面々。 事件だけのストーリーに留まらず、登場する人物達にスポットを当てており、それぞれの展開にも実に引き込まれた。 2020/12/31
昼夜
18
一章が短く次々と変わっていく視点と事件のピースがひとつひとつはまっていくけど最後の方までどうなるのか判らない薄気味悪さと事件の胸糞悪い感じが正に北欧ミステリーって感じで面白かった。でも、前日譚として殺人捜査課特別班が解決した事件の詳細がしっかり書かれていないので彼らのチームワークと有能さの設定とかよく解らず事件が始まり捜査開始だったのでちょっと残念でしたが次作も読みたいです。2019/08/04